コンニチハ。パーソナリティの中嶋かずあきです。
4/21放送分のインタビューコーナーでご登場いただいた、ユナイテッドシネマキャナルシティ13の支配人・城戸啓介さん。すごく楽しくお話をさせていただきました。ありがとうございました!
話しているうちに色々な共通点も見つけちゃいました。
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その中のひとつが沢木耕太郎さんの本の話。沢木耕太郎さんと言えば、「深夜特急」。
1970年代前半のユーラシア大陸を、主人公の「私」が友達との賭けから得たアイデアを実行する旅行記です。「デリーからロンドンまで乗り合いバスだけで旅ができるか」。そのミッションを遂行する中で、様々な出会いと別れを体験し、また新しい刺激を受けて自分を解放していく主人公。しかし、長い旅に伴う心身の疲労は、彼から好奇心を奪い、新しい刺激にも無関心になっていく。そんな主人公の心の変遷を読者は一緒に体験できます。
一番心に残っているシーンは、主人公が言いようのない喪失感に襲われるトコロ。喪失感の正体、それは「旅が終わってしまった」こと。
旅の行程はまだ残っていましたが、主人公は気づいてしまうのです。「自分の像を探しながら、自分を滅ぼしつくすという至福の刻を持てる機会はもう二度と来ない」。
それは、例えば青春時代に戻ることができても、同じようには感動できないのと同じこと。同じ場所を同じように通っても、二度と同じように感じることはない。初めて体験することに対する心の働きが、かけがえのない輝きを持っていることを、再認識させてくれるシーンです。
この本をバイブルとするバックパッカーは大勢いるそうです。僕はバックパッカーにはなれませんでしたが、「今という時の大切さ」を教えてくれる、素敵な青春・冒険・哲学記ですよ!