番組紹介

放送時間: (土) 11:30-11:55
出演者:

こはまもとこ(FM福岡)
香月千鶴(FM福岡)
ちん(ラジゴン水・木担当)

提供:サウンドピュアディオ

毎週多彩なゲスト(ミュージシャン/映画監督/俳優/文化人 etc.)を迎えて、音楽トークを中心に展開する25分番組。「音」を「楽しむ」と書く「音楽」をゲストと一緒に紐解くことで、より深く、広く、音を楽しむことができるハズ。そんな音楽にまつわる私たちの知的好奇心を刺激する番組です。
メールのあて先は、 oto@fmfukuoka.jp まで。

SOUND PUREDIO presents 音解 これからの放送予定

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12月09日 向井太一
12月16日 オリジナルラブ
12月23日 オリジナルラブ
12月30日 Uina

予定は諸般の事情により予告なく変更する場合もございます。予めご了承ください。

☆この後も続々注目のアーティストが登場。これからもどうぞご期待くださいね!

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12月9日のゲストは向井太一さんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストは向井太一さん。

FM福岡11月の邦楽のパワープレイ 『空 feat. SALU』で、みなさんもうおなじみですよね。
福岡出身の25歳、ブラックミュージックはじめ様々な音楽の影響を受け、その類まれなる才能を知らしめる音楽だけにとどまらず映像、デザイン、さらにモデルとしても執筆活動などでも注目を浴びる新世代アーティストを代表する一人です。

そんな向井さん、爽やかな笑顔で登場。
自信の音楽について熱く、理路整然と説明する姿と、ふっとその間に魅せる自然な表情がとても魅力的な方でした。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/MUKAI_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


今日のドライビングミュージックとしてセレクトしてくれたのは「11月にロサンゼルスで PV の撮影に行ったんですけど、その時に車の中でずっとドライブしながらずっと聞いていた」というMarc E.Bassy feat.Kehlaniの「Made Love First」。

常日頃から新しい音楽のチェックは欠かさないという向井さん。

「最近は裏方のクリエイターからシンガーとして出て来る方も多くて、しかもみんなめっちゃくちゃ歌がうまい」この曲もそう。向井さんと同じくマルチな才能に共感するところも多いようです。

そんな向井さんの先月29日に発売された1stアルバム『BLUE』。
『空 feat. SALU』も含む待望のアルバムです。

タイトルの『BLUE』について、
「青い炎を表現してます。青い炎ってすごく静かなんですけど、実は赤く燃える炎より温度が高い。今の時代って流れが早くてすぐに消化されちゃいがちですが、青い炎のように芯が通って簡単な風とかじゃ消えない、そんなアーティストになりたい っていう願いが込められているんです 」

アルバムは、オルタナティブなR&Bにクラブミュージック、ファンク、ソウル、レゲエといった向井さんのバラエティ豊かな音楽性を存分に発揮するだけでなく、yahyel、starRo、SALU、BACHLOGIC、Kan Sano、mabauna、LuckyTapes の高橋海といった同世代や向井太一が共振する才能が集結しているのにも注目です。

それだけでありません。このアルバムに添えられているブックレット。

向井太一さんのこだわりのビジュアルや紙の質までこだわりにこだわっていて見逃せません。

ジャケットも含めてアートワークはアートディレクターの高橋理、撮影はサン・ホン・リーといった布陣ですが、とりわけ印象的なのは「BLUE」の文字。

ブックレットも含めてタイポグラフィアーティストの内田洋一朗さんが手がけています。

実は薬院のランの店 PLACERWORKSHOPのオーナーでもある内田さんは特に向井さんの熱望で起用されたそうです。

「もともと好きで色々お願いしていたんですけど、今回はどうしてもお願いしたくて」

そんな風にこだわり抜いた結果「出来上がった時は嬉しくてちょっと泣きました」と笑ってお話する向井さん。

「アートワークまで全部口を出すタイプで僕のわがままがギュッと詰まっています」

そんなアルバムの中から向井太一さんがピックアップしてくれた一曲は「FREER」。

Galaxy Note8の CMソングでもおなじみのこの楽曲、アグレッシブでアガるトラックにちょっと男っぽい向井さんのボーカルが光るナンバーです。

「最初CM ソングを歌う候補に上がってるって話を聞いた時点で『もう曲を作っても出しちゃえ』って、CMサイズのサビだけ作って当日歌詞とメロディを乗せて出しちゃえって」

で、起用が決定したそうですが、そこからが大変。

「サビだけしかなかったので、そこから一週間ぐらいしか製作期間がなくって一気に作っちゃいましたね。ホントにこれは大変でした」と苦笑い。

また、今回は全編英語詩でこちらも大変だったそうです。

「スポンサーさんの要望も受け入れつつ、全編英語詩なんで、まず日本語で歌詞を書いてネイティブのシンガーソングライターと共同作業で英語詩をつくりあげたんです。

レコーディングもほんとに苦労して、僕、割合レコーディング早くて大体1時間位で終わるんですけど、英語の発音を確認して矯正しつつで結局6、7時間歌い通しでした。終わった頃にはもうぼろぼろ(笑)」

その苦労のかいあって、とってもカッコイイ仕上がりになったこの曲、

「アルバム全体でこの曲だけ歌唱法も違うしライブ感もあって、今(自分自身の音楽を)生音にシフトしたいと思ってる部分が一番強い曲かもしれませんね」

現在1月13日(土)に大阪心斎橋VARON、1月19日(金)に、東京shibuya WWWでの『向井太一 "BLUE" TOUR 2018』が発表されていますが、実は福岡でも。

向井太一 FM FUKUOKA パワープレイ 『BLUE』 リリース記念 トーク&ライブ
12月14日(木) 『DRUM Be-1』 19:00開演(応募は締め切りました)

「やっと福岡に帰ってきてライブができるということで僕もすごく楽しみにしています。一緒に楽しんでいただけると嬉しいです 」

本当にやっと福岡でのライブができると無邪気な笑顔を見せる向井さん。

各方面から熱い視線を浴びる今大注目の才能。そんなこちらの思い込みと裏腹に、その瞬間はとっても自然体で25歳のお兄さんでしたね。

これからさらに活躍すること間違い無しの向井太一さん、これからも応援していきたいですね。

MUKAI TAICHI WEB PAGE (外部リンク)


次週12月16日はオリジナルラブ をお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストはポルカドットスティングレイから雫さんです。

福岡を拠点に何かを企むギターロックバンド。
音楽にとどまらずビジュアル、映像、ステージ、ファッションそしてSNSを活用してファンを取り込んでいく数々の企画などありとあらゆる手法で話題を呼んでファンを拡大してきた4人組です。

そしてこの11月についにメジャー1stアルバム『全知全能』を発売しました。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/POLKA_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

今日お迎えしたのはその顔でもある雫さん。
全曲の作詞作曲を手がけるだけでなくイラストはじめすべてのビジュアル、MVの制作、グッズのデザインまですべてを手がけて、ポルカドットスティングレイの高いセルフプロデュース能力の多くは雫さんの手になるものです。

そんな雫さんが選んだドライビングミュージックは宇多田ヒカルの「traveling」。

子供の頃からファンだった宇多田ヒカルさんの楽曲の中でもこの曲のMVでのカラフルで華麗なビジュアルが大好き。いずれこんな映像を作ってみたいという雫さん。

いかにもポルカらしいお話からスタートしました。

そんなポルカドッドスティングレイの11月8日のニューアルバム、そしてメジャーデビューアルバムは「全知全能」です。

新曲はもちろん、今までの人気曲も新たにリレコーディングし、パワーアップした形で収録。さらにクリープハイプの長谷川カオナシ、キーボディストの高野勲、さらにヤバイTシャツ屋さんまでをゲストに迎えた一枚です。

それにしてもポルカのアルバムはいつもタイトルが印象的です。

「毎回、パンチのある言葉を選んでくるんですが、前作(ミニアルバム)が『大正義』で今回すぐフルアルバムだからこのタイトルしか無いと」と笑う雫さんです。

「日頃からパンチのあることばはないかなと意識していて集めるようにしています」

そのタイトルに導かれるように、あまりにもバラエティに飛んだ14曲。
そしてその振れ幅の広い楽曲それぞれに全く違う声のキャラクターで表現する雫さんのボーカルにも驚かされます。

「ウチらは『なんでもやるバンド』っていうコンセプトなんで、メンバーそれぞれのいろんな引き出しから出てきた楽曲がぶち壊しにならないように、それぞれに合わせて練習するんです」

「なんでもやる」は「なんでもできる」と言い切ること。
すなわち「全知全能」で、そう言い切って自分たちのやりたいことはもとより、周囲の期待や要望にも自分たちのできるポテンシャル100%以上で応えていこうという強い意志が感じられますね。

雫さんが自らピックアップしてくれたのはそのアルバムの中から「レム」。

あの「ヨーグリーナ&サントリー天然水」とのタイアップ曲です。
単なる曲提供にとどまらず、もとよりあったナンバーが最終的に完成に至るまでの変化はいかにもポルカらしさを垣間見ることができます。

タイトルの「レム」は、
「レム睡眠からなんです。もともとの歌詞は21世紀の便利になった時代、自分が動かなくても欲しいものが手に入る、周りの状況を動かすことができるって言うような歌詞で、それが眠っていても眼球が目まぐるしく動いているレム睡眠に例えた...んですが今回のお話もあって、それから4回すっかり歌詞が変わってしまって」と笑います。

メロディもヨーグリーナに合わせて作り込んで、その瑞々しさをより効果的に表現するために、この曲ではクリープハイプの長谷川カオナシのバイオリンをフィーチャーしています。

さらにMVもヨーグリーナとコラボ。
シナリオやコンセプトも雫さんの手になるものです。

砂丘にヨーグリーナを置いて「清涼感!」だそう。
荒涼とした砂丘のロケも大変そうでしたが、実際はちいなら砂丘ですぐ近くに工事現場や木が映り込むのでそれはそれで大変だった。

なんて苦労話も聞かせてくれました。

ポルカドッドスティングレイにとって、一つの楽曲は様々な要素や表現方法に渡るのがよくわかるお話。

さて、そんな強力なアルバムを携えての来年2月から『ポルカドットスティングレイ 2018 TOUR 全知全能』をスタート。こちらも楽しみです。

ここ福岡では、3月16日(金)に、『福岡 DRUM LOGOS』でライブを行います。

「ポルカドットスティングレイ 2018 TOUR 全知全能」

3月16日(金)    ポルフェス23 福岡 DRUM LOGOS
18:00開場 / 19:00開演
※詳しくは
公式ページ- ポルカドットスティングレイ Official HP!! (外部リンク)

「ウチのチケットは最近はほんとに取りにくかったりしていた状態だったので、今回は(会場の規模も)大規模なツアーなんで嬉しいです。初めてみた人でも全力で盛り上がれるライブにしたいと思ってます」

ハードルグッとあげちゃいましたね?
「あ。がんばんないとっ(笑)」

ひとつひとつの言葉に前向きで強い決意にあふれている雫さん、時折見せるチャーミングな笑顔に心掴まれた私達でした。

そんな雫さんから皆さんに一言。

「我々ポルカドットスティングレイはメジャーデビューほやほやなんですけれども、(ファンの皆さんは心配して)メジャーデビューしたら変わっちゃうんじゃないの?とかそういう声も聞くんです。でもそんな心配はいらないです!我々は皆さんのことだけを考えて活動しているので。これからも最高のクリエイティブをお届けして参ろうと思います。よろしくお願いします! 」

 

次週12月9日は向井太一をお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストはフラワーカンパニーズから鈴木圭介さん、グレートマエカワさんです。

1989年4月に鈴木圭介、グレートマエカワ、竹安堅一、ミスター小西の中高の同級生の4人により名古屋で結成されて結成28年、一度もメンバーチェンジもなく一度も活動の休止もなくツアー車で全国を移動しながらただひたすらにロックンロールを鳴らし続けて音楽ファンの支持とリスペクトを集めるみなさん。

大人らしく物腰柔らかくリラックスした様子で登場したお二人に、今日はグレートロックンロールグループの音楽と日常についてお話を伺いましたよ。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/FLOWER_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

フラワーカンパニーズは9月に16枚目のNEWアルバム『ROLL ON 48』をリリース! 新たに設立した自身のレーベル「チキン・スキン・レコード」の第一弾となる本作。

ここ数作とはまた違い、心機一転リアルに、ストレートに。あか?いても、もか?いても更なる未来へ転か?り続け、希望を繋き?続けるフラカンの世界観を余すことなく詰め込んた?アルバムです。

タイトルの『ROLL ON 48』 は今年で全員48歳。

「中学高校の同級生が集まって結成して、人生の殆どを一緒に過ごしてますからね」
と笑います。

その48歳の4人が転がり続けるから『ROLL ON 48』。

「上がることばかりじゃないですよね。転がり落ちることもありますからね」
「落ちることを恐れちゃだめなんですね。むしろ下り坂がチャンス。」
「名言出ました(笑)」

今回は自身のレーベルでプロデューサーもディレクターも立てず4人だけで、今の自分たちをそのままアルバムに封じ込めた印象です。

そんな今回のアルバムを象徴するナンバーとして、お二人自らピックアップした一曲がアルバム冒頭を飾る「ハイエース」。

代表曲の『深夜高速』や『感情七号線』 など車や移動についてのタイトルの曲が多いフラカンですが、「ハイエース」はそんなフラカンの新しい代表曲になりそうな名曲です。

「ツアーの歌はあるけど車内の歌はなかったんで、 素のままぶちまけたかんじですね」

今もツアーの殆どはメンバー全員でハイエースに乗って移動しているそう。

「ツアー車は2008年に新車で買ってハイエースで44万キロ。地球10周くらいもう走ってて、移動こそが日常ですから(笑)フラカンの一番長い時間をどう過ごしてるかわからないと思うんですが、それを歌にしました」

「これってどんな職業でも置き換えることができると思う。まさにワーク・ソングです」

ちなみにそんな車内の「日常」は?、歌詞から垣間見ることができます。

『車内には古いハードロックが流れ 浮ついた話し声も聞こえない 』
「運転手と助手席は喋るけど、後ろは無言です。10時間一言もしゃべらないこともある」

『床には雑誌と古いビラが散乱して インクと湿布と老いた動物の匂い 』
「加齢臭ですね(笑)」

そんな日々と移動の繰り返し。
だけど、そんな日常が大事。一つ終わってまた次の現場で頑張ろうと思う。

そんななにげない日常とルーティーンを積み重ねていく愛おしさ、大切さも感じるナンバーですね。

ちなみに発売前から、この曲の歌詞の全文を掲載したポスターが全国のライブハウス等に貼られ、それを見た人たちの間で話題となりSNSで画像が拡散されたりもして大きな話題となりました。鈴木圭介さんのストレートな心情を吐き出した歌詞が、多くの人のハートを掴んだということですね。

そんな「ハイエース」はじめ、連続ドラマ「浅田次郎 プリズンホテル」の主題歌「ピースフル」、映画『リングサイド・ストーリー』(10/14公開)挿入歌「キャンバス」 など酸いも甘いも噛み分けてその上で原点に帰ったような新鮮なアルバムです。

お二人もアルバムの出来には大満足のよう。

そんな自信のアルバムを携えてのツアーも福岡では年明け早々に行われます。

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー「ROLL ON 48」

1月21日(日)福岡@Live House CB
Open 17:00/Start 17:30
1月20日(土)熊本 『Django』

詳しくは公式ページをご確認ください。
フラワーカンパニーズ | OFFICIAL WEBSITE(外部リンク)

「ツアーも後半の方なんで、体に染み付いてるしすごくいいパフォーマンス になってると思います」

こちらも楽しみです。

終始、リラックスした様子で思わず笑ってしまうような楽しいお話をたくさん聞かせていただいた今回の音解。お互いにお互いの発言を絶妙のタイミングでフォローし合ったりして、短い時間の間でも人生の多くを一緒に過ごしてきた歴史を垣間見ることもできたような気もしますね。

またスタジオでお待ちしています。ありがとうございました。

 

次週12月2日はポルカドットスティングレイをお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちんです。

今日のゲストは先週に引き続きNONA REEVES の西寺郷太さん。

プリンスに始まり、あんまりにも楽しい話が盛り上がりすぎてしまったので急遽延長戦の2週目です。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/NONA_onair2
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

NONA REEVES は20周年。

今年3月に20周年記念ベスト・アルバム「POP'N SOUL 20?The Very Best of NONA REEVES」をリリース、さらに10月25日、20周年記念NEWアルバム『MISSION』をリリースしました。

今週も引き続き、このアルバムのお話からです。

この『MISSION』には、ゲストボーカルに原田郁子、いつか、曽我部恵一が参加した新曲を含む11曲を収録している話題作。そしてNONA REEVESのポップスの集大成のような素晴らしいアルバムですがレコーディングにもこだわりがあったようです。

今回のポイントとして生音でレコーディングすることにこだわったんですね。 かつては生でレコーディングすることが当たり前だったんですが、今となってはデジタル、しかも全てパソコンの中で出来てしまうような時代になってむしろスタジオで生にこだわることが贅沢になっちゃったんですね。そんな時代だけど、だからこそもう一回普通に戻ろうと」

そして、そのきっかけが今や伝説となった2014年のグラミー賞でのダフトパンクのパフォーマンス。
ファレル・ウィリアムス、ナイル・ロジャース、ネイサン・イースト、オマー・ハキム、ポール・ジャクソンJr.、クリス・キャスウェルといったアルバムに参加した超豪華メンバーを率いてのパフォーマンスは「ON AIR」のサインランプも鮮やかに、かつての(今となっては)贅沢なレコーディング風景を模したもの。

80年代の音楽を現代に蘇らせて一大潮流を作った「RANDOM ACCESS MEMORIES」への共感も当然あったであろう郷太さんの気持ちを動かしたんですねえ。

そんな気持ちと3人のキャリアを注ぎ込んだ、自ら自信作と胸を張るアルバムから郷太さん自らピックアップしたナンバーは「記憶の破片 feat .原田郁子」。

アルバムの中でもとびきりの美くしいバラード。
かつてのレーベルメイトでもある原田郁子さんとの素晴らしいデュエットナンバーです。

二人の魅力を最大に活かされるように作られたナンバーとおもいきや、最初は違ったんだそう。

実は最初、僕一人で歌う予定で作られたナンバーなんです。曲も出来上がって演奏も終わった段階でスタッフからこれ女性とのデュエットにしたら?と提案されたんですね。だけどこの曲は自分の声で歌うことを想定して作ったので、女性となるとキーもまた違うんですね」

だけど、いいかもなあと思った郷太さん。そこからがマジック。

「相手は原田郁子さんと決めて、原田さんの過去の音源からキーを抽出しました。すると高い音の限界は「シ」の音「B」が普通に出る、さらに一番上の「ド」の一番高い「ハイC」は苦しめですが、それがかっこ良いいんです。じゃあハーモニーに「B」と「C」が頂点になる美しいメロディを新たに作りました

だから1番はもともとの通り、2番では原田郁子さんの美しい声が映えるメロディとよく聞くと、実は1番と2番のメロディが違うんです。まるで数学。よーく聞いてみてくださいね。

そこに原田郁子さんのあの魅力的な声と技術が加わって、郷太さんの計算以上に素晴らしい仕上がりになりました。

作詞に関しても裏話が。

「この曲は原田郁子さんとの共作なんですけど、自分が歌う男性のパートを郁子ちゃんが、彼女が歌うパートは僕が詩を書いたんです。やっぱり僕らもキャリア重ねちゃってるんで、どうしても自分のカラを抜けられなかったりするんで」
つまり、シンガーに徹することでより新鮮な聴き応えを目指したというわけです。

原田郁子さんとは最初にデビューした時期のワーナーミュージックで、若きキリンジも含めてお互いに自分たちの理想の音楽を追求しようと悪戦苦闘していた頃の同級生のような仲。そういう意味では20年ぶりの同窓会みたいなところもありそうです。

福岡でのライブは11/3に「NONA REEVES 全国ツアー "MISSION 2017" 」が行われたばかり。

ちんも拝見しましたけど幅広い年齢層のファンが会場にギッシリ集まって、おのおの体を揺らしながら大騒ぎ。本当に楽しいライブでした!

郷太さん、来年はまた新しいことを考えているようですよ。

「今僕らカフェライブってスタイルのライブも各地で行っていて、福岡、九州でもできないかなって今思ってるんです」

どこかウチでやりたい!ってお店のオーナーや関係者の皆さん。どうですか?

そんなわけで2周にわたってお送りした今回の音解。

曲の間もずーっと音楽の話が楽しくて、個人的にはまだまだお話したいことたくさんあったんですけど、さすがにお時間です。

音楽の話をしている郷太さんは音楽のプロとしての豊富な知識でプロフェッサーみたいな方かな?とも思ったんですけど、実際は音楽好きの永遠の少年のよう。

時々「ごめんなさい。長くなちゃって。わははは」なんて気を使ってくれながら止まらぬ音楽愛。こちらも楽しくてどんどん話は続きました。

またぜひ来てくださいね。
次はジャニーズとアイドルと草野球のお話でも。あ、音楽じゃないですね。

NONA REEVES Official Website (外部リンク)


次週11月25日はフラワーカンパニーズをお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちんです。

今回お迎えしたゲストはNONA REEVESの西寺郷太さん。 

1997年にデビュー以来、70?80年代のロックやソウル、ディスコ、歌謡曲、シティ・ポップを中心に一貫して独自のポップミュージックを追求してきたNONA REEVES。

現在はバンドはもちろん奥田健介さん、小松シゲルさんもそれぞれが様々なフィールドで引っ張りだこで、郷太さんもソロ活動に加えてマイケル・ジャクソンはじめプリンス、ジョージ・マイケルなどに関する著作や、プロデューサーやクリエイターとしても錦織一清さんやV6はじめジャニーズアーティスト(A.B.C-Zの舞台では音楽に脚本も!)、土岐麻子、negiccoに藤井隆さんなど大活躍。

ちんも大ファンです。

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さて、西寺郷太さんと言えば豊富な音楽知識と愛情、それに基づいたトークの上手さでも定評がある所。今回ばかりはぜひタイムフリーでたっぷりとお楽しみくださいね。


さて、郷太さんが選んだ本日のドライビングミュージックはプリンスの「I WANNA BE YOUR LOVER」。

1979年のアルバム「Prince」日本では邦題を「愛のペガサス」に収録の初期の軽快でセクシーな代表曲の一つです。

プリンス研究の決定版「プリンス論」を出版し、NONA REEVESとしてもかつてアルバム「Choice」でもカバーした郷太さんとあっては、ここはぜひご挨拶代わりにプリンスについて熱い想いを聞かせていただかないと。

「僕、プリンスが亡くなった後に、彼が生まれ育ったミネアポリスにプリンスファンの仲間と二人で旅に行ったんですよ。レンタカー借りてプリンスの曲を聴きながら、プリンスが生まれた病院から育った街、伝説のペイズリー・パークまでずーっと回ったんですね。

プリンスって成功してもずっと地元から離れなかったんですね。そんな中で車の中で聞いていて、改めて好きになった曲の一つがこの「I WANNA BE YOUR LOVER」ですね」

西寺郷太さんといえばマイケル・ジャクソンとジョージ・マイケルというイメージですが、プリンスにももちろん強く影響を受けたそうです。

「プリンスと言う人は誰からもプロデュースを受けなかったんですよね。
マイケル・ジャクソンだってずっと偉大なプロデューサーの下で、成功してからもテディ・ライリー だったりずっと年下のロドニージャーキンスとかと一緒に音作りをしていたんですがプリンスは違う。

最初から周りの大人を納得させて自分でプロデュースをするという、その自信も含めてすごいですよね。子供の頃から音楽だけに救いを求めて何十時間も練習してマルチプレイヤーになったんですね。

天才とか神様とか言われますけど常人を越えた努力の日々を思うと、やっぱり人間なんだな、と思うし尊敬します

これたくさんお話いただいたほんの一部です。淀み無く口から出てくる言葉の情報量と情熱に圧倒されるばかりです。

さてNONA REEVES といえば今年20周年を迎えました。
10月25日にはオリジナルアルバム「MISSION」を発売。

1997年、ワーナーミュージックからデビューして、その後いろんなレーベルへ移籍を経て20周年を迎えた今年、再びワーナーミュージックに戻ってきました。何かちょっと運命的なものを感じますよね。

デビュー当時をちょっと振り返ってもらうと、当時、プリンス、マドンナ、ドナルド・フェイゲン...錚々たるアーティストが所属するワーナーからのオファーに、当時から洋楽マニアだった郷太さん、そうとう舞い上がったとか。

そんなこともあって改めて今回、またワーナーから「戻ってこない?」と声をかけられた時は、初心に帰ってもう一度頑張ろうと決意も新たにしたそうです。

そんなお話を聞いていると、バンドだけでなく、なにか取り巻く環境も含めてくるりと一周回ったような気もしますね。

郷太さん自身もそれは感じるようで、

「ダフト・パンクのおかげでナイルロジャースの再評価が起きたり、「I WANNA BE YOUR LOVER」みたいな、70年代後半から80年代初頭中盤にかけてのミディアムファンクとかちょっと大人のファンクみたいなものが流行ってきたのがここ数年の流れかもなあと思うんですね。

僕らってそんな音楽をずっと追求してきたバンド人生ですから、ここ3、4年はやってて本当に楽しいですよね。」

そう。時代が明らかにNONA REEVESに近づいてきているようです。

「2000年代はギターロックとかが中心の中孤軍奮闘してましたから。ツラカッタ(笑)」

20周年イヤーの今年、挨拶代わりにして総決算のベストアルバム「POP'N SOUL 20?The Very Best of NONA REEVES」が3月にリリースして、今回「MISSION」をリリースとなりました。

いつかさん(Charisma.com)、曽我部恵一さん(サニーデイ・サービス)、原田郁子さん(クラムボン)もゲストに迎えた全11曲。

タイトルの「MISSION」とは「任務」とか「伝道」の意味もあります。

「僕らの活動ってありがたいことに色んな人や場所で請われて続いてきて、今回のワーナーへ戻ってきたのも誘っていただいたわけで。
そういうのってもしかしたらなにかの『使命」を負っているんじゃないか?すべて大人になった僕らが色んな音楽を教えてくれた先人達の意志を継いで伝えていかないといけないんじゃないか。そんな想いがこもっています 」

そんな決意のもとに作られた今回のアルバム、自身で「最高傑作」と胸をはります。

「もちろんそう言えるぐらいのものを作らないと今回は出せないなというタイミングだったので。このタイミングでそういうアルバムができなければ応援してくれた皆さんに対しても失礼だなと思ったんです」

今音楽を取り巻く状況は決して良くはありません。そんな中で頑張ってくれている全ての関係者、そして全てのファンに音楽を伝えるために自分たちができることは?と問うて、当たり前のことではあるけども、ただひたすら良い音楽を作ることだ。と思ったんだそう。

そんな決意を胸に NONA REEVES を20周年やり続けてきた魅力をぎゅっと一枚のアルバムにしたのが今回のアルバムです。

NONA REEVESの音楽を改めて世に問う渾身のアルバム。
すべてがキラッキラと輝く素晴らしいアルバムです。

さらにその音楽についてお伺いしたいのですが....なんと、やっとアルバムの話なったところでなんと時間切れ。

ただ西寺郷太さんの楽しいお話、まだまだ聞きたい所。
そんなわけで、番組始まって以来の予定外での延長線が決定です。すっごい。

郷太さんも思わず大喜びしてくれました。

まだまだ西寺郷太さんのお話、お楽しみいただきます。
この続きはまた来週。西寺郷太さんをひきつづきお迎えしてお送りします。

やりましたネ。

NONA REEVES Official Website (外部リンク)


次週11月19日もNONA REEVES、西寺郷太さんをお迎えします。どうぞお楽しみに。

11月4日のゲストはOfficial髭男dismです。

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今回お迎えしたゲストはOfficial髭男ismの藤原聡さん。  

ブラックミュージックはじめ多様な音楽に影響を受けたポップでハッピー、キャッチーな音楽。藤原さんのソウルフルな歌唱とバンドの確かな演奏スキル。とりわけ最近はメディアでの注目も高くメキメキ人気上昇中の注目バンドです。

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(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)  

島根県出身で平均年齢23歳。
今大注目のOfficial髭男dism。10月13日に配信限定EP『LADY』をリリースしたばかり。

バラエティに富んだ4曲が収録されています。

「ギターロックからバラード、本格的な打ち込みでつくったナンバーもあったりして、自分たちの新しい試みも取り組みつつ今まで自分たちが大事にしてきた音楽にもシッカリ取り組むことができた、自分たちにとっても多様性のあるシングルができたかなと思っています」

Official髭男dismは藤原さんの個性的でソウルフルなボーカルから、ブラックミュージックに影響を受けたロックというイメージがありますが、 メンバーそれぞれ影響を受けた音楽も本当に多種多様で、全員が歌えてマルチプレイヤー。そんな多様な才能が藤原さんを中心に楽曲を更に魅力的に仕上げるスタイル。

今回の多彩な魅力に溢れた4曲にその一端を垣間見ることができると思います。

ちなみに藤原さんの 音楽遍歴を聞くと音楽を始めたのはドラムでヘビメタからだったそう。ちょっと意外ですね。

さてそんな藤原さんに今日ピックアップしてくれたのは、その最新シングルから「LADY」。

とても美しく切ないバラードナンバーです。

「大人になってからの恋愛なんですが、それでも若い時の恋愛の赤裸々でワガママな感情がついつい滲み出てしまう。そんなところがもどかしいし、面白いしすごく素敵だね、っていう曲なんです」

なかなか大人っぽい恋愛感の歌です。

「恋愛を重ねていくと、(相手にとって自分が)初恋の人っていうことは無くなってくるでしょう。それが寂しいなという気持ちも歳を重ねるにつれて当然だんだんなくなっていくわけですけど、それでもちょっと心の奥底には誰もが持ってるんじゃないだろうか。っていうのが僕の中がすごくあって、そんな微妙な気持ちをすごく歌詞として大事に作ったんですね」

そんな繊細な気持ちを楽曲として表現するための大切なポイントは「歌詞とアレンジの親和性」。

歌い方にも細やかな工夫が凝らされています。

サビは特になんですけど、子供っぽいトーンで歌ってるんですね。 Aメロ Bメロがぼやいているというか溜息交じりに歌ってるんですけど、サビで昔に戻ったっていうことで、子供っぽく明るいトーンで歌っているんです」大人と子どもの気持ちを声で切り替えているんですね。

その上で子供っぽいトーンで歌っている「後ろで鳴っているバンドは、今の自分実年齢の大人のすごくしっとりとあえて盛り上がりすぎないビターなトーンで演奏して」いるそうで、実年齢の大人の自分、だけど抑えきれない若い頃のような気持ちのコントラストを表現しているんですね。

そんな同居しつつ揺れ動く心は歌詞、歌い方だけでなくメロディにも。

「この曲のサビの部分『世界で一番素敵なレディ』という所。普通だったら一番盛り上がるところですからメジャーコードの展開でグイグイ上げていくところなんですが、そこをあえてマイナーコードで展開して、すごく嬉しいんだけど心の中でどこか寂しい気持ちもあるという複雑な心情を表現しています。」

藤原さん、スタジオでも実際に歌って実演。

突然カクっとサビに入る一瞬のところでマイナーコードに変化しているのがよくわかりました。すごい細い工夫にびっくり。

これはすごいですねえ。作ったときに手応えあったでしょ?

「これはやったったぞ」と思いました、と言ってにんまり。

藤原さんはこんな風に楽曲の細部の設計やテクニックはもちろん、自分たちの進むべき方向やどうしたいかも明確で気持ちよく答えが返ってきます。とてもクレバーな方なんですが、今日お話を聞かせていただいてやっぱりずーっと思ったのは「本当に音楽が大好きなんなんだなあ」ということです。

質問には実際に歌って見せて、一つ質問するとグイッと前のめりになってキラッキラした目でお話してくれます。

当たり前のようで得難い。
Official髭男dismの音楽の魅力はそんな根本的なところにもありそうです。

そんなOfficial髭男dismはこの秋、単独ツアーを開催中!

福岡では、11月23日(木・祝)に、福岡市中央区大名の『Queblick」』でライブを行います。
残念ながら早々にSOLD OUT!さすがの人気です。

「初めての福岡でのワンマンなのでいい意味で緊張しています。
自分たちは激しいタイプの曲とゆったり楽しめるタイプ全く真逆の音楽をやってますから2本分のライブを楽しめるような、自分たちの魅力を存分に楽しんで頂ける様なライブにしたいと思っています」

とのこと。こちらも楽しみです。

Official髭dism one-man tour 2017 -winter-

福岡Queblick
2017年11月23日(木・祝)

あっという間の今日の音解。
今まさに大きく駆け上がろうとするフレッシュな才能の、おだやかながら溢れんばかりの音楽愛に、こちらも幸せな気持ちになりました。応援せねば、ですね。

ありがとうございました。

Official髭男dismオフィシャルホームページ (外部リンク)

次週11月11日はNONA REEVESをお迎えします。どうぞお楽しみに。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今回お迎えしたゲストは先週にひきつづきDEENの池森秀一さん。     

今年3月にデビュー25周年のアニバーサリーイヤーに突入。
そして今年8月には、29枚目のオリジナルアルバム『PARADE』をリリースしました!

先行シングル『君へのパレード』を含む書き下ろしの新曲に加えて、『ずっと伝えたかったI love you 』も昨年出したシングルとはアレンジをガラッと変えてアルバムバージョンとして、そして8枚目のシングル『LOVE FOREVER』のカップリング曲『少年」もニューバージョンとして収録。

今まで応援し続けてきた熱心なファンも、これからDEENの音楽に触れる新しいファンも楽めそうな素敵な一枚になりました。

さて今週はそんな池森秀一さんの音楽的なルーツをさらに紐解いて行きます。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/DEEN_onair2
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

そのキーワードは「ブラックミュージック」。

今回、池森さんご自身がルーツミュージックとしてピックアップしたのは、ベビーフェイスの「テンダー・ラバー」です。

現在のディーンの音楽とブラックミュージックってちょっとギャップがありそうですが?

「今回のアルバムの『キズナ』の歌詞の2番に『リビングがダンスフロア あの光景がソウルミュージック 歌への始まり』とあるんですが、あれがまさに自分のことを歌っているんですよ」

ここからちょっと意外なデビュー秘話を話してくれました。

実は子供の頃から池森さんが親しんでいた音楽はブラックミュージック。お姉さんの影響のようです。

当然、池森さんもブラックミュージックばかりを聴くようになり、音楽を始めた当初も当然そんな音楽を目指すようになったそうです。

札幌時代の池森さんは、プロになる機会を伺いながら、当時ライブハウスで知り合った黒人ミュージシャンのゲイリーさんと一緒にデモテープを作っていたそうですが、それが東京の当時のプロデューサーの目に止まり「すぐに出てきなさい」という話になったんだそうですよ。

つまり池森さんは当初、ブラックミュージック的な音楽をやりたくて上京したということだったんですね。まさに原点はブラックミュージックだったわけです。

「 ところがある日、そのプロデューサーが『ちょっと試しにこれを歌ってみろよ』と言われて、軽い気持ちで歌った」その曲がなんと、後にデビュー曲となる『このまま君だけを奪い去りたい』で、そのままデビューしてあっという間にミリオンヒットとなったというわけです。

人生って本当に何が起こるかわかりませんね。

ちなみに「その頃のファッションは完全にビーボーイ。ダボダボのパンツを履いていて、デビューしてピッタリのパンツなんかを衣装で履くのが本当に嫌で嫌で。」と笑います。

でも「今思うとプロデューサーっていうのは自分の先のことについて見えていたのかもしれませんね。結果、DEENに入ることで色んな音楽をやれたし。今となっては本当に感謝しています。」

今回の「PARADE」のテーマ曲とも言える一曲めの「君へのパレード」は、一足先にシングルとして発売されているのですが、そのシングルは3タイプあり、それぞれにメンバーそれぞれのソロ楽曲がカップリングとして収録されています。

「typeA盤」には池森さんのソロナンバー 「LIP」が収録されています。

その「LIP」がなんと、アマチュア時代に共にデモを作ったゲイリーさんと30年ぶりに共作をした作品なんです。

ゲイリーさん、現在は東京で活躍されていてDEEN や数多くのミュージシャンのバックアップをしているそうですが、

「今回はゲイリーとDEENは一旦置いて、コッテコテのブラックミュージックをやろう!ってことで作りました」

なんだかとても良い話ですよね。

出来上がった「LIP」は、今リバイバルで盛り上がっている90年代あたりのブラックミュージックをイメージさせるDEENとはまったく違う一曲となっています。

25周年を迎えてブラックミュージックでデビューをする夢をついに叶えた、とも言えそうですね。

さて、そんな25周年イヤーで大忙しのDEENですが、年末そして来春とライブが控えています。

DEEN LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL -ソロ!ソロ!!ソロ!!!-

2017/12/31(日) Zepp Tokyo
開場 21:15 開演 22:00


さらに来年3月、25周年のスペシャルライブが日本武道館で行われます。

25th Anniversary DEEN LIVE JOY Special 日本武道館2018

2018/03/10(土) 日本武道館
開場 17:00 開演 18:00
※詳しくは公式サイトでご確認ください。
DEEN OFFICIAL SITE (外部リンク)


「ライブは楽しさと感動がうまく調和するとエネルギーが生まれると思っています。特に今回の武道館は、皆さんに支持してもらった音楽をやっぱり今の自分達でやろうと思っています」

とのこと。

2週にわたってお届けしたDEEN、西森秀一さんとの音解。
いろんな興味深いお話をたっぷり聞けて、ファンの皆さんならずとも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

最後に皆さんに向けてのメッセージ。

「みなさんのおかげでここまで音楽を続けられ、コンサートを続けられて25周年迎えられるわけですから。本当に皆さんありがとうございます。これに尽きますね」

そういってまたニコリと笑う西森さん。

これからも素敵な音楽を聞かせてくださいね。
ありがとうございました。

次週11月4日はOfficial髭男dismをお迎えします。どうぞお楽しみに。


毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。
今回お迎えしたゲストはDEENの池森秀一さん。

1993年「このまま君だけを奪い去りたい」でメジャーデビュー。続く「瞳そらさないで」などミリオンヒットを連発。 以降、第一線の活躍を続け今年3月にデビュー25周年のアニバーサリーイヤーに突入したDEEN。

そんなベテランになってもスタジオにやってきた池森さんはいつもの通り。

少しはにかんだような優しい笑顔と丁寧なご挨拶で登場。
番組が始まればファンへの愛情と感謝を真摯に、時にユーモアをこめて、そして音楽の話になれば想いをちゃんと伝えようと考えて言葉を紡いでくれているのが手に取るようにわかるんです。一言で言うなら「誠実」。本当ににそうとしかいいようのない素敵な方です。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/DEEN_onair_1
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

そんな池森さんに、25周年について尋ねるとすかさず「奇跡の連続でここまで来たので」とまたはにかんだような笑顔で答えてくれました。

それに続いて、お話してくれたデビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」のエピソードを聞くと本当に奇跡なんじゃないかしら?と思っちゃいます。

「最初は当時のプロデューサーから仮にちょっと歌ってみてって言われて。そしたらそれが CMに決まったという話になり、そこからメンバーが集まり、バンドという形でDEENが始まり...と、デビュー曲から奇跡の曲なんです」

と、笑います。

そこから25年。

今ではステージ上の3人はなんだかほのぼのして仲が良さそうだなあなんて思うのですが、もとを辿れば楽曲ありきで集まってきた、なんて聞くとなんだか不思議な気もしますね。

そんなDEENは今年8月に、29枚目のオリジナルアルバム『PARADE』をリリース!

先行シングル『君へのパレード』を含む書き下ろしの新曲9曲と、『少年』『ずっと伝えたかったI love you 』のセルフカヴァーを収録した1枚となっています。

今年春5月から9月にかけて47都道府県、50本のツアーを行いました。

「25周年の感謝を込めて自分たちが皆さんのもとへ感謝と続けてこれた喜びを音でパレードしながら伝えに行くよ。というテーマだったので、アルバム・タイトルも『パレード』にしたんですね」

実際、ツアーはどの会場もみんなで歌って大盛況。パレードは大成功でした。

そんなアルバムから池森さん自らピックアップした曲は、アルバムの最後を飾る『キズナ』です。

爽やかでピュアな言葉が詰まっているこのナンバー。
先程の47都道府県ツアーのタイトルが「Triangle 絆 Lap3」で、それじゃあ「絆」って曲書こうと言う経緯で作られたナンバーだそう。

「僕らも絆があったからこそ、ここまで続けられたし音楽を届けられるという意味でもあるんです」

そんな歌詞にはお三人のファンの皆さんと一緒に歩んできた熱い想いがこもっています。

「そもそも僕たちは曲ありきでスタートしてバンドになったという経由もあるので、そんな背景も折込み、そこから、それまでの3人それぞれの背景をそれぞれがボーカルを取って歌っています。

最後にサビの部分では、そんなバラバラだった自分たちがこうやって集まって強い絆でつながっているんだから、みんなも諦めたり壁を作ったりしないで夢に向かえば何か起こるかも よ?という曲になっています」

「君へのパレード♪ 」で応援してくれた皆のもとにでやってきて、みなさんとの強い「キズナ」でつながっていることへ万感の想いで感謝と皆の背中を優しく押しつつこのアルバムは終わります。

まさに節目の年にふさわしいアルバムで、ふさわしいラストナンバーになっているんですね。

そんなアルバムを携えて、今年は年末、毎年恒例のカウントダウンライブまで大忙しのようですよ。

DEEN LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL ?ソロ!ソロ!!ソロ!!!?

2017/12/31(日) Zepp Tokyo
開場 21:15 開演 22:00


さらに来年3月、25周年のスペシャルライブが日本武道館で行われます。

25th Anniversary DEEN LIVE JOY Special 日本武道館2018

2018/03/10(土) 日本武道館
開場 17:00 開演 18:00

※詳しくは公式サイトでご確認ください。
DEEN OFFICIAL SITE (外部リンク)

3月10日は奇しくもDEENがデビューした日。
池森さん、ふふっと笑って「また奇跡が起こっちゃいました」。

本当にDEENは奇跡の連続。
まだまだ色んなお話が聞けそうです。

次週もひきつづき池森秀一さんをお迎えしてさらに深く、音楽の原点など聴いていきたいと思います。

来週もどうぞよろしく。


10月28日はひきつづきDEENの池森秀一さんをお迎えします。どうぞお楽しみに。

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今回は先週に引き続き三味線プレイヤー上妻宏光さんをお迎えして、さらに深く音世界を紐解いていきます。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→ http://bit.ly/AGATSUMA_onair2
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


昨年は上妻宏光 Newest Best「粋-sui-」をリリース。

三味線の伝統と革新を推し進めるべく、日本国内のみならず世界中で活躍している上妻宏光さんですが、 今年は中央アジアに位置するカザフスタンの首都、アスタナで開催された『2017年 アスタナ万博』で、日本館の公式プログラムとして「 JAPAN TRADITIONAL MUSIC "WAGAKKI" 」をプロデュース。

日本を代表する奏者や新進気鋭の和楽器奏者を加えた編成で、上妻宏光のボーダレスな音楽活動を象徴するような内容で大成功だったそうです。

「カザフスタンは実は日本とは縁が深い土地なんですよ」

万博が開催された首都アスタナは、1997年にそれまでの首都アルマトイから遷都されているのですが、その際に都市計画案を手掛けたのが、日本が誇る建築家 黒川紀章さんなのです。

全てが完成するのは2030年の予定だそうですが、そんなご縁もあって今回は現地のミュージシャンとのコラボレーションなども積極的に行ったそうです。

そんなこともあってか当日の反応はとても良かったそうで、上妻さんとしても大満足だったようですよ。

「国内では三味線の新しい表現方法を求めて戦い続けてきたので、なかなかうけいれられないところもあったんだけど、海外では基本的に三味線のイメージがないぶんむしろ日本よりすんなり受け入れてくれるような気がしますね」
と、また笑顔。  

さて、そんな上妻宏光さんの音世界をさらに紐解いていくべくご自身がピックアップしてくれた曲は上妻宏光さんと佐藤竹善さんの「木蓮の涙」。

もちろんスターダストレビューを代表する名曲中の名曲です。

お二人のバージョンは佐藤竹善さんのどこまでも伸びやかな美しいボーカルに上妻宏光さんの三味線の思いがけないくらい優しい音色が寄り添う美しいナンバーとなっています。

「もともとJ-POPなどは三味線がなかなか入っていけない所もあったのですが、今回はそこへのトライでもあるんです」と語る上妻さん。
そこには様々な苦労や工夫が。

「いわゆるJ-POPと伝統曲や民謡とでは根本的なコード感や進行なども随分違うので、普通の運指では対応できないところもたくさんあるんですね。 そこで馴染むように様々な工夫やいわゆるオブリ(助奏)などでもどう絡むと良いのか」かなり試行錯誤はあったそうです。

またこの曲中ではおなじみの力強く凛とした三味線の音色と共に、所々、ハっとするようなとても優しい音色に三味線の意外な魅力を発見もしますが上妻さんがタネ明かし。

通常はやらないのですが「三味線で通常使うバチを使わず、親指の腹で弦を弾いたりしています」。

なるほど、三味線のどうしてもエッジの立ったシャープな音を佐藤竹善さんの柔らかなボーカルとフィットさせるための工夫の一つなんですね。

最初から相性ピッタリに聞こえるこの楽曲の中にはこれほどの工夫とテクニックが施されているとはちょっと意外です。

さぞレコーディングも大変だったのでは、と思えば竹善さんとのレコーディングは本当にスムーズだったそうです。

「竹善さんとは事前に軽く打ち合わせをして、じゃあ実際に音を合わせてみて...OK?みたいな(笑)」

ええ?

必要なところで必要な音を出すっていうことがプロの音楽だと思うんですよ。自分がその音楽をきちんと把握して理解してコンビネーションを考えながら必要な音が出せれば、そんなにしっかりした打ち合わせは必要ないんですね。佐藤竹善さんとはそれができるのでとても相性はいいんですよね。」

そんな佐藤竹善さんとのツアーですが、来年福岡に来る予定もあるとか?
こちらも楽しみですね。

その前に来年年明けに東京で行われるコンサートにもご注目。

「同世代ぐらいを中心に集まってくれたんですけど 音楽もこんなにかっこいいんだぞというところを見せたいと思っています」 意欲満々。

「J-CULTURE FEST / にっぽん・和心・初詣」
上妻宏光 コンサート‐和心伝心‐其ノ四?若き和の賢者達?

2018 年1 月2 日(火) 東京国際フォーラム ホールC
上妻宏光・中 孝介<歌手>・朝倉さや<歌手>・大江戸助六太鼓<和太鼓音楽集団>・大塚宝<和太鼓アーティスト>・佐藤和哉<篠笛奏者>・藤原道山<尺八演奏家>・山井綱雄<シテ方金春流能楽師>※出演者五十音順

上妻宏光 三味線プレイヤー (外部リンク)


そんなわけで2週にわたってお届けしました上妻宏光さんとの音解。

飾らないキャラクターととっても楽しいお話で大満足の今回でしたが、上妻さんも楽しんでいただけたようで「次は佐藤竹善さんときますね」と笑顔で約束してくれました。

お待ちしています!

 

次回10月21日はDEENを迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。