教えて!コンシェルジュ!: 2013年6月アーカイブ | FM FUKUOKA
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2013年6月アーカイブ

西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ 6月21日金曜日オンエア分

  • Web Staff (2013年6月21日 12:53)

選挙に行こう!ネット選挙のメリット デメリット
前回から「ネット選挙」についてお話を伺ってきました。
ネット選挙、正確には「ネット選挙 運動」が、この夏(7月)の参院選挙から解禁となり
私達も 候補者のマニフェストを気軽に見ることが出来るようになったり、
その人の人柄なども 身近に感じる事が出来るようになりました。
そして、ネット選挙は「運動」であって「投票」ではありません!!

今回のコンシェルジュも 共同通信社 福岡支社 堀江崇之デスクです。

しかし・・・やはり犯罪にも使われやすい「ネット」の選挙運動にも 様々なメリット、
デメリットがあるようです。今回はその辺りを詳しくお伺いします。

「ネット選挙運動」
公示、告示の後もネットによる選挙運動が出来ます。(投票日前日の24時まで
ネットを使った選挙運動が出来ます。)
投票は、今までどおり 投票所に足を運ばなければいけません。

ネット選挙運動のメリットは・・・?
お互いがやり取りできる「双方向性」です。
有権者から見ると・・・
気になる候補者や政党の最新の主張(訴え)プロフィールなどを、ホームページなどで
見ることができます。
また、フェイスブックやツイッターなどで、候補者に対して、直接
憲法改正には賛成ですか?原発再稼動には反対ですか?と質問できます。
質問された政治家や政党が返信するかどうか、その人となりが分かりやすく
(身近に)なります。
しかし、その答え(失言)で「政治家生命」にも関わる・・・といった場合もあります。

リアルに新しい情報を簡単に身近に取り入れることが出来ます。

デメリットは・・・?
失言に夜悪い評判が回りやすい(ただこれは、その本人も責任がありますが)
一番のデメリットは、ある候補者になりすまして、わざと評判を落とすような
発言失言をする、そうすることによって、その人の当選を邪魔する「成りすまし」が
懸念されています。

過去、ツイッターで橋本大阪市長や管元首相のなりすましがあったと言う例も
ありました。もちろん、書き込んだ人には懲役、禁固、罰金などの刑が科せられます。

ネットは便利ですが、セキュリティーの問題となると、決まりがあってないようなものだし、
取り締まるにしても大変なことです。
有権者一人一人のモラルも試されるわけです。


ネット選挙の格党の反応は・・・
全会一致で可決されました。各党、次の参院選から積極的にネット選挙運動を
取り入れる動きだそうです。

今度は、有権者の私達が気をつけること。
メールを使って、特定の候補者の投票を呼びかけてはいけません。
選挙運動でメールを使っていいいのは、政党と候補者だけです。
有権者は、政党や候補者から来たメールを 転送してはいけません。
罰則もありますので、気をつけてください。

受け取ったメールを印刷して 配ったりする事も禁止されています。
また、たまたま駅前で見かけた 頑張っている候補者を カメラやスマホで
撮影して 単純に送るだけならオッケーですが、その候補者を応援する目的と
みなされる内容だと アウト!です。

あと、選挙権のない未成年者は「選挙運動そのものを禁止」されています。
例えば候補者の弟が未成年者で、兄を応援してください!と選挙運動に
参加してはいけません!!

堀江さんは、ネット選挙運動になったことで、選挙がどのように変ってほしいか?という
質問に・・・
単純に投票率が上がってほしいし、より多くの方々が政治に参加する選挙と
なる きっかけになればいいと思っています。

ネットを利用するのは、政治家も有権者もどちらかと言えば 若い方が多いと思います。
よく、若者の選挙離れ、政治離れが指摘されていますが
若い人たちは、選挙とか政治そのものに 全く無関心とも思っていなくて、
例えば就職の問題、年金の問題など、いろんな問題を 若い人は自覚(意識)して
いると思います。
では、じゃあこの1票を投ずる事で いろんな課題が解決できるかどうか?
それを託すのは誰なんだ?どの政党なんだ?と言う時に
投票先が見当たらない、どの候補者政党に入れたら 頼れるのか?信用できるのか?が
見つからない、と言うのが本音だと思います。


特にここ数年、有権者置き去りの「ドロドロの政局」に嫌気がさしている感があるのでは
ないかと・・・でもそこをあえて乗り越えて1票投じる、人まかせでは何も世の中
変りません。そこはやはり行動して、世の中を変える小さな力かもしれませんが
世の中を良くするためにつなげる一つの手段が投票であり選挙と思っているので、
特に若い皆さんは、ネットを使ってドンドン意見を 聞いて 自分で判断して
投票所に足を運んでほしいです。

とおっしゃっていました。

ネット選挙運動をうまく利用して、自分が感じている問題を解決してくれそうな
政党、政治家を 選び、投票所に足を運び、世の中を変える小さな一票を
投票しましょう!

今週のオンエア
Everybody is a Winding Road  /  Sheril Crowe
ニュースを知りたい   /  忌野清志郎

西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ 6月14日オンエア

  • Web Staff (2013年6月21日 10:13)

選挙を知ろうインターネットによるネット選挙運動解禁!ネット選挙って?
ニュースや新聞でも大きな話題となりました。テレビだけでなく、SNSの発達により、
政治家の方が ツイッターやフェイスブックでつぶやいて、私達はそれを身近に 
簡単に見ることが出来ます。政治家の方も積極的にインターネットなどを使って、
私達有権者との距離を縮めている、そんな感じがします。
今年の夏の参院選挙では、ネットを使った選挙運動が解禁となりました!
そこで、今回は、ネット選挙について詳しくお話をお伺いして行こうと思います。

今週のコンシェルジュは、共同通信社福岡支社 堀江崇之(ほりえたかゆき)デスクです。

まず、最初の質問で、共同通信社についてお話いただきました。

共同通信社とは?
全国にあるブロック紙、地方紙、ラジオ、テレビ局に、海外のニュース、国内の政治、経済
社会、あらゆるニュースの配信をしている会社です。
ラジオでニュースを聞いていると、「共同通信によりますと・・・」と言う言葉を耳に
しますが、あのニュースを配信しているのが「共同通信社」です。

表にはなかなか出てこない、黒子的な存在です。
(新聞記者などは ニュースや取材をした方の名前が出ますが、共同通信の方は
そういった名前が表にでません。)

堀江さんは・・・
1996年に共同通信社に入られて、2002年の5月から本社社会部警視庁担当、
その後2004年の4がつから政治部に入られて、小泉総理番、野田総理時代の
官邸担当をされました。
政治部に移った1年目の記者は、必ずと言っていいほど「総理番」を経験するそうです。

総理番とは・・・総理が朝起きてから夜寝るまで、ずっと後ろを付けていくお仕事です。
例えば、朝公邸(総理が寝起きする家)に行ってお出迎えした後、総理は会合がある
ホテルへ食事に出かけ、その後国会に行く、その後をくっついていきます。
総理が国会で 入口から歩いて入るので、その後を「金魚のふん」のように
くっついて歩く。国会が終わり、早い時は夜8時ころ、遅いと10時過ぎに、総理が
公邸に戻るのを見届けて 1日が終わる・・・これを毎日続けていたそうです。

その1日の間に 総理とお話しできるのは わずか数分。
昔は総理の後にくっついて 質問があれば その場でお話しすることが出来るそうですが、
小泉時代からは、昼と夜に数分行われる、いわゆる「ぶら下がり」と呼ばれる
取材だけでしか話が出来なかったそうです。
小泉総理の印象は、けっこう寡黙な方。私達がテレビで見ていた小泉さんは
物言いがはきはきしていて、聞きやすい印象でしたが、現場で聞いていた堀江さん曰く
ぼそぼそとしゃべって聞き取りづらく、お疲れの時は、特に声も小さく
聞こえなかったそうです。

そんな 厳しい経験を経て、現在に至る堀江さんです。

堀江さんに今回のテーマについて お話伺います。
まず、ネットと政治との関わりについて。
SNSソーシャルネットワーキングサービスは、もともとアメリカから生まれたものです。
(フェイスブックやツイッター)。
政治とネットの大きな関わりが目立ったのが、オバマ大統領が 最初に大統領に
当選された時に大きく注目されました。

アメリカ、イギリスでは、もともとネットを使った選挙運動に、費用以外の規制が
ありませんでした。
1992年のアメリカ民主党の大統領予備選があり、そこで初めてネット選挙運動が
展開されました。
その中で徐々に注目が集まって言って 2008年。オバマ大統領が
ご自分のSNSを組み込んで、支持者同士を繋いで献金を呼びかけました。
その際に対立候補であった 共和党のマケイン候補に2倍以上の差をつける
献金を集める事に成功しました。
このことがあり、ネットと言うのが、選挙運動で不可欠なものになりました。

ネット選挙運動は、海外ではさかんで、ヨーロッパに目を移すと、ドイツやフランス、
そして、お隣の韓国でも盛んに行われています。
韓国では 実際に投票率が上がったというデータもあります。


では何故、日本では禁止されていたのか?
公職選挙法で禁じられていました。なぜか?
その法律では、選挙期間中に 掲示したり配ったりできる文書、写真の種類や
量を制限しています。その意味とは、資金力(お金)を沢山持っている人が
一方的に有利にならないようにする措置です。
また総務省は、パソコンや携帯電話の画面上の文字数も制限対象だと
判断していまして、ネット選挙運動が 禁じられていました。

しかし・・・この度選挙運動が ネットで出来るようになりました。
ネット選挙、ネット選挙といいますが、正式には、ネット選挙運動です。
なので、ネットで選挙運動が解禁になっただけで、投票は従来の方法で
行われます。

例えば、フェイスブックやツイッターで 文章をかいたり つぶやいたりするのが、
投票日前日の24時まで出来る・・・という事なんです。


今までは、公示告示のあとは出来ませんでした。

今までは、テレビの政権放送や 街頭演説などでその候補者の マニフェストを
聞いたり見たりしなければいけませんでしたが、ネットになれば、もっと手軽に、
身近に、見たいときに、その候補者の情報を得ることが出来ます。

しかし、堀江さんは・・・
ネットで情報収集もいいですが・・・と前置きした上で、
街頭演説には、独特の熱があるので、ネットで興味をもった政治家がいたら、
実際にその政治家の演説に行って見る、見てみることも 非常に大切だと
おっしゃっていました。

若者の選挙離れが問題になり、この度ネット選挙運動が解禁となりました。
ネット(SNS)などを頻繁に使う世代の投票率が 上がればいいのですが・・・

でも、そこには様々な問題もあります。
次回は、そのネット選挙運動のメリット、デメリットをお伺いします!!

今週のオンエア曲
IT'S SO EASY  /  リンダ・ロンシュタット
最後のニュース   /   井上 陽水


西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ 5月31日オンエア

  • Web Staff (2013年6月 4日 13:03)

          子育てから学ぶ 日々の小さな発見
今日のお客さんは、シンガーソングライターの橋本昌彦さんです。
熊本県生まれの橋本さんは、シンガーソングライターとして活躍していましたが、
ご自身のお子さんが生まれて、人生観が変り、2010年から、音楽を通して
子育て支援の道へ進みました。
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今回、初の詩画集「おたんじょう、おめでとう」を出版。出産を通して感じた事を
赤ちゃんの目線から書かれたとても感動する1冊です。今回、そして、来週とその中から
ご自身の詩を朗読して頂きました。

橋本さんは、幼稚園や公民館、小学校や中学校で、親と子の愛を育む音楽活動を
続け、その活動が「涙が溢れる」と話題を呼んで、NHKの「あさイチ」に
特集されました。また、活動を通して「多くの親子に感動と勇気を与えた」事が
評価されて、公益財団法人「日本ユースリーダー協会」より、「ユースワーカー支援者賞」を
受賞しました。
橋本さんの楽曲「ぬくもりのきおく」は、厚生労働省社会保障審議会推薦
「児童福祉文化財」に認定されました。

やはり、自身の活動を変えたきっかけは「子供の誕生」だったそうです。
橋本さんは、子供の出産には、お父さんも是非立ち会うべきだ!とおっしゃいます。

命の誕生の瞬間は、やはり凄い。母親が命を削り、そして、赤ちゃんも、命がけで
外に出てくる・・・そのシーンがとても凄いことだと橋本さんはおっしゃっています。
そして、橋本さんのお子さんが生まれ、タオルに包まれた子供を抱いた時、
赤ちゃんが「パパ」と言ったそうです。(VTRにもちゃんと残っているそうです)
そのすごさにまた感動し、子育てに関する活動にシフトチェンジしたそうです。

橋本さんの歌を聞いた親御さんからは、普段は怒ってばかりだけど、優しくしなきゃ
いけませんね。何か大事な事を思い出しました、と言った感想が寄せられるそうです。
また、妊娠中のお母さんからは、子供がお腹の中にいるこの時間が、どれほど
大切なのかを 感じました。という感想も頂いたそうです。

橋本さんは、世に言う「育メン」で「イケメン」です。
幼稚園の送り迎えや、幼稚園から帰ってきたら子供と一緒にいる時間を
大切にしているそうです。子供から、かつて自分も子どもの頃に感じていた
大切な事を 思い出させてもらうからだそうです。

今回朗読していただいた詩は、橋本さんの詩画集「おたんじょう おめでとう」から
cover_3819b.gif

「おたんじょうび」と言う詩でした。
中央法規出版から1,470円で発売中です。

美しい絵は葉祥明さんによるもの。
熊本市生まれの絵本作家、画家、詩人で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を
受賞。2002年に阿蘇に「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」を開館。

6月8日「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」で、「おたんじょう、おめでとう」の
出版記念トーク&コンサートが開催されます。
2715725e_400.jpgのサムネール画像
詳しくは⇒http://masahikohashimoto.com/

今週のオンエア曲
橋本昌彦 / ぬくもりのきおく
SIXPENCE NON THE RICHER / KISS ME

パーソナリティ


今村敦子

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