チョコレートの甘い魅力 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
fmfukuoka

チョコレートの甘い魅力

皆さんはチョコレートショップをご存知ですか?チョコレートショップと言う名前の
チョコレートショップです。
ここ博多のチョコレートの歴史を作ってきた老舗です。

今回はそのチョコレートショップの2代目(現オーナーシェフ)の佐野隆さんと、
3代目の恵美子さんをお迎えしました!なんと、この番組が親子初共演!!

収録前から、なんとなくソワソワしていらっしゃいました...お父さんの方が...

何と3代目のショコラティエ恵美子さんが、日本人ショコラティエとしては初めて
パリにお店を出店する、と言う事で、取材に応じて頂いたんです!!
佐野隆さんがオーナーシェフを務める「チョコレートショップ」の歴史、そして
2代目がチョコレートショップを継ぐまで、などはコチラをどうぞ!
http://www.chocolateshop.jp/modules/history/

そして娘(3代目)の恵美子さんとチョコレートについて伺うと...
チョコレートは身近なものだったんですが、そのまま
高校、大学と卒業して社会人になって、3年間外商の仕事を
していました。チョコレートなんて興味もなかったです。
作った事もないくらい。身近にありすぎて、すぐに食べることが出来ちゃうので
作る必要もなく、興味もなかったんですけど、
外商先でお客様とお話ししていた時に、私の身の上話をした時に
話の流れで、博多のチョコレートショップの娘です、と出すと、
凄く大好きなの、と言う声をいろんな方から聞いて、
このお店を100年続くお店にしたい!という気持ちが
芽生えてきました。

パティシエとしてもショコラティエとしても
全く技術がなかった恵美子さんが「お店を継いでみたいと思っている」と軽い気持ちで
父「隆」さんに相談したところ・・・

そんな甘い物じゃない!と一蹴されてしまった恵美子さん。
お父さんの立場としては、お店を継がせようと思ってもなかったし、社会に出て3年。
これからショコラティエ・パティシエやろうなんか、物凄い時間がかかります。
非常に難しいだろう、と言う事で恵美子さんの相談を一蹴したそうです。
 
確かに・・・そんな甘い物じゃないと言う自分の経験から、出た言葉でしょうね。
でも「お店を守りたい!」と言う恵美子さんの気持ちは変わらず・・・。
そこで、父隆さんは、そうなら1回フランスへ行ってこい!と娘に言うのです。
(本当は厳しい現実を見て諦めさせる事で行かせたと語っていました。)

負けず嫌いだった娘恵美子さん。その場で職場に辞表を提出し、フランスへ。
しかも、フランス語はおろか、お菓子のことも、チョコレートの事も全く
知らないまま、フランスへ旅立つのです・・・。

そこで恵美子さんは何のつてもないまま、自ら雇ってくれそうなお店を選び、
働かせて下さい...とお願いして、チョコレートづくりを学んでいったと言います。

ここで恵美子さんが気付いたことが...
昔は(お父さんやお爺さんの時代)そうやって働くことが
難しかったと思うんですが、彼らが築いてくれた日本人と言う地位。
フランス人は日本人が大好きなので、日本人って事で真面目だし
きちんと仕事をしているから、ウェルカムだよ!
と言ってくれた人が
多いんだそうですよ!!

そしてフランスへ行って8年。
福岡で愛されて75年のチョコレートショップの味が 世界に通用する、と
肌で感じた恵美子さん。このチョコレートをフランスの人にも食べてもらいたい!と言う
所からお店を出したい!と言う気持ちになったそうです。
また、パリコレに出店して好評だったZEROも、恵美子さんが
フランスでお店をしてみたい!と言うきっかけになっているそうですよ。

パリコレに出店し、モデルさん達に大好評だった「ZERO」
zero001_400.jpg
モデルさんも食べれるチョコレート。砂糖は使われていません!
これが大好評だったそうです。

チョコレートショップが博多からお菓子の本場フランスパリへ。
今年、恵美子さんの挑戦が始まりました!!

パーソナリティ


今村敦子

月別アーカイブ