無農薬の自家配合飼料で育った大分県の地鶏「豊のしゃも」を食べさせてくれる鶏家。手間ひまかけて育てた「豊のしゃも」は、鶏本来の味が生きていて、実に美味しい。特にレバーは全く臭みがなく、鶏自体が健康であることを物語っている。無農薬の飼料を自分で配合し、自分の農場で鶏を育てる−。その管理を考えただけでも大変なことだし、大量生産をすることはできない。内野さんの農場でも、生産するのは月に250羽程度。企業であれば、大量生産できないものを扱おうとはしない。だからこそ、そこに内野さんは目をつけた。 内野さんの地鶏は大人気で、注文も多い。しかし、鶏を増やすことは考えていない。それは、忙しくなって、鶏にかまう時間と手間がなくなって、結果、鶏の品質が落ちることがあってはいけないから。

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