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【第36回】『2025年度新入社員の会社生活調査』の結果を発表
学校法人産業能率大学
2025年7月15日
学校法人産業能率大学 総合研究所
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産業能率大学総合研究所は、毎年恒例の「新入社員の会社生活調査」の 2025年度の結果を発表しました。この調査は、2025年に就職した新入社員を対象に、働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などを尋ねたものです。1990年度から継続して実施しており、今回で36回目となります。(有効回答369人)
注目データ
本年度の「会社生活調査」では、定番の設問として、年功序列的な人事制度と成果主義的な人事制度のどちらを望むかを尋ねました。
結果として、初めて「年功序列」を望む回答が「成果主義」を望む回答を上回り、半数を超えました。内訳を見ると、「年功序列」を望むと回答したのは14.6%、「どちらかといえば年功序列」が41.7%となり、両者を合わせて56.3%が「年功序列」を望みました。この結果、初めて「年功序列」が過半数を占めました。(2022年度までの選択肢は「年功序列」と「成果主義」の二者択一)
「年功序列」を望む新入社員の割合は、2022年度の38.9%から徐々に上昇し、2024年度には48.5%で過去最高となりました。2025年度はさらにこの割合が高まり、記録を更新しました。
また、「終身雇用」を望む割合は69.4%、「同じ会社に長く勤めたい」とする回答も51.8%といずれも増加傾向にあり、“安定志向”の強さがうかがえます。
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働く上で、最も魅力的だと思う環境を尋ねたところ、「仕事はそこそこ大変だが、成長を実感できる環境」が58.8%と、「仕事はそこそこ楽で、成長の機会も少しはある環境」の30.6%を約28%上回りました。
新入社員は単に安定した環境を望むのではなく、ほどよいチャレンジを通じて着実に成長できる環境を求めていることがうかがえます。
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働く上で上司や先輩に期待することでは、「実践前にやり方や手順など細かく教えてくれること」が66.7%で最も多く、昨年度から4.4ポイント増加しました。2位は「誰に対しても平等に接してくれること」(52.0%)、3位は「良い仕事ぶりに対して褒めてくれること」(49.9%)、4位は「率直かつ建設的なフィードバックを提供してくれること」(48.0%)でした。
2位以下はいずれも昨年度より減少していますが、新入社員は上司や先輩に対して“平等に接しながら、細かく指導し、適切に褒めてくれること”を求めているようです。
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その他、本年度の「会社生活調査」では、いくつかの項目で“過去最高”を記録しました。たとえば、就職活動の結果については「たいへん満足」と「やや満足」を合わせた満足度が96.5%に達し、「いつまで会社勤めなどの被雇用者として働きたいか」では“60歳以上”を希望する人の割合が86.2%となるなど、いずれも過去最高となっています。また、「ジョブ型雇用を望む」と答えた人は27.9%、「1か月に許容できる残業時間は1〜10時間」とする人は24.1%で、これらもこれまでで最も高い割合となっています。
▼調査概要
調査対象: 本年度入社の新入社員
調査時期:2025年3月26日~4月10日
調査方法:オンラインによる回答肢選択方式
有効回答:369人 (男性273人・74.0%/女性94人・25.5%/答えたくない2人・0.5%)
▼調査報告書の入手については、産業能率大学総合研究所のWebサイトをご参照ください。
https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/research-report/2025/07/15-01.html
プレスリリースURL
https://kyodonewsprwire.jp/release/202507142127
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