食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい　食べて、うまい」

米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。

今週は、「鉄板焼きShin.」です。

鉄板焼きShin.



福岡市中央区薬院2-13-20栄ビル薬院2F2B
092-600-4203
17:30　-　23:00 （L.O. 22:30）
店休日　不定休
年末年始は、12月31日、1月1日がお休みです
https://www.instagram.com/xiangzesheng9675



大正通り、秋本病院の交差点から薬院側に入った場所にあるカジュアルな鉄板焼のお店です。
ビルの2階に上がり、店内は落ち着いた雰囲気です。
店主の相澤さんは広島県出身で、薬研堀にある有名店「修竜」の元料理長です。
その後、様々な場所で鉄板焼、お好み焼き店を立ち上げ、以前、別コーナーで取材したお店も手掛けていました。今回、中でも気に入った福岡に舞い戻り、この店をオープンしたということです。
ということで、お好み焼き屋さんなのかと思う方もいると思いますが、鉄板焼き料理も豊富で、肉料理、魚介料理、一品料理、ライス、スープ、デザートまであります。
コンセプトは、「デートや記念日にも使えるけど、決して高級すぎない。お酒だけでも楽しめて、最後は本場・広島のお好み焼きで締め、来た時よりも、笑顔で帰ってもらえる店」ということです。

さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか？


店主の相澤さんにお話しをお伺いしました。

人気メニュー
【鉄板で仕上げるエビのタルタルソース】（1,000円）
素揚げした海老に、、卵、玉葱、ピクルス、自家製マヨネーズなどをその場で合わせ、タルタルソースを鉄板の上で作り上げて、合わせて仕上げます。
海老の甘味と、酸味とコクのあるタルタルが一体化し、熱々の鉄板から立ち上る湯気とともに完成する温かいタルタルの臨場感も含めて味わえる一品です。

【チーズたっぷり焼いたポテトサラダ】（800円）
下茹でしたジャガイモは、鉄板で焼き色を付け、7種の野菜とオリジナルマヨネーズと和え、チーズをのせ、バーナーで炙って仕上げます。
表面は香ばしく、中はトロリとした感じで、ポテトの甘味とチーズのコクがたまりません。
しっかり食べ応えもあり、女性にも人気の一品です。

【大和芋と山芋のふっくら鉄板焼き】（850円）
ふっくら食感と粘り強さのバランスを研究し、大和芋7割、山芋3割に、和風一番出汁で下味をつけて焼き上げた一品。
さらに、仕上げに一番出汁ベースの餡をかけ、旨味もたっぷりです。
重さ軽さのバランスがよく、「ふっくら」という言葉が最も似合う鉄板料理。


それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。

【和牛ロースステーキ】（3,500円）

銘柄は仕入れによって変わりますが、この日は佐賀県産黒毛和牛でした。
牛肉は鉄板で焼きながら休ませることで火を通し過ぎず、中までいきわたらせています。
それを食べやすい大きさにカットして白いお皿に盛り付け、ソテーしたガーリックチップ、ラディッシュ、イタリアンパセリをのせて、わさびとオリーブオイルのドレッシングをかけた葉物野菜、3種のソースを添えてでてきます。まるでフレンチのような華やかさです。
この3種のソースは、自家製味噌ダレと醤油ダレに焼いた肉汁とバターを加えたソース、コチュジャンベースの甘辛ソース、わさびソースになります。
また、別皿で出汁醤油、塩胡椒、レモンも出てくるので、お好みで。
肉は刺しの入り方が美しく、驚くほど柔らかいです。
自家製味噌を使ったソースは特に一体感が出ています。
ボリュームがあるので、色々な味を楽しめるのは嬉しいです。


これに合わせたのは、「キンキンに冷やした白岳しろ水割り」です。
予めグラスだけではなく、水、焼酎、全てを冷やしておきます。
そうすると、割り方が濃いめながら、冷えでキレが際立っていました。
冷えた水割りは脂をスッと流し、口内をリセットしてくれます。
フルートグラスで出て来て、大人なペアリングになります。


【広島お好み焼き（そば・うどん）】（1,300円）

広島では「肉玉そば」と言っているお好み焼きです。
広島お好み焼きは、麺を使うのもポイントの一つ。
昔からの付き合いがある広島お好み焼き専用生中華そばで有名な「磯野製麺」から
麺を取り寄せ、キャベツは種類、水分量、気候を見極め、毎日切り方を変えています。

粉も麺に合うように配合したもので、仕上げは甘みのある広島のソースです。
まず、キャベツは生っぽくも水っぽくもなく、炒めすぎでもない絶妙な火入れです。
しっとりと仕上がり、ソースの味も濃すぎず薄すぎずで絶妙。
実はお好み焼きはコレ1点のみで、とても潔いです。
トッピングとして、キャベツの大盛り（250円）や、チーズかけ（250円）、ネギかけ（200円）、シーフード入りスペシャル（450円）、イカ天入り（150円）などもあるので、お好みで。

これに合わせたのは、「白岳しろソーダ割り」です。
お好み焼きとのペアリングは新鮮で良いです。
濃厚なソースをソーダの爽快感がリセットしてくれます。


いかがですか？
時折混じる店主の広島弁も、この店の空気を和ませる大きな魅力の一つです。
デートなどに良いライブ感を楽しめるカウンター席の他に、テーブル席、小上がりもあります。
また、煙や匂い移りが気にならないよう、収納クローゼットもあり、気遣いがいいですね。
宴会などもできます。
コースは、2時間飲み放題付きで5,500円から。記念日向けには、6,000円以上から受け付けています。
内容に関しては予約する時にご相談ください。予約は、2名様からで前日までです。
白岳しろは、グラス600円、ボトルキープ3,800円です。


番組では、全ての応募者の中から抽選で3名様に、本格米焼酎「白岳KAORU星空ボトル」900mlをプレゼントしています。

1日の終わりのご褒美に、星空に思いをはせながら、華やかでフルーティーな吟醸香をぜひお楽しみください。

欲しい方は、メッセージを送る際に、住所、氏名、電話番号、そして、年齢をお忘れなく！
ご応募はこちら！

Eメール　butch@fmfukuoka.jp

当選者は、番組エンディングで発表します。

来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。