FM 福岡 FUKUOKA

2026年3月28日放送
「スパイスカレー店を閉店した50代の女性が常連客に宛てた手紙」

小さいながら、スパイスの瓶やドライフラワーに囲まれた店の中を空っぽにするのは意外と大変で、

お礼を伝えるのが遅くなってごめんなさい。

先日、山本さんがプレゼントしてくれたアルバムには、

開店当時から最後の日までのたくさんの料理の写真が、美しく貼られていて驚きました。

閉店を決めたとき、「もっと料理の写真を撮っておけばよかったな~」と思った私の後悔は、

遥か彼方に吹っ飛びました。

その11枚の写真には、当時の盛り付けはこうだったな~といった記憶と一緒に、

15年間、デザインの仕事と両立しながら、大好きなスパイスカレーの店を続けてきた

自分の頑張りまでもが刻まれているようで、ページを開くたびに込み上げてくるものがあります。

しかもアルバムも、入れる箱もすべて手作りです。お仕事の忙しい山本さんが

私のために貴重な時間を割いてくれたことにも感動して、さすがの私も泣いてしまいました。

そして、最後のページには店の最終日に駆けつけてくれた常連さんたちと写した集合写真が!

そんなことされたら、もう化粧なんて意味のないくらい号泣じゃないですか。

今後は食の原点である農業と向き合う私の人生で、

どんな辛いことがあっても、このアルバムを見返せば頑張れます。

15年間、私の店と料理を愛してくれて本当にありがとうございました。

これからもお友達として仲良くしてくださいね。改めてよろしくお願いします。