FM 福岡 FUKUOKA

2026年7月18日放送
「子育てに奮闘中の30代の女性が母親へ宛てた手紙」

お母さん、この前の帰省では、久しぶりにゆっくり話せて嬉したったよ。

古いアルバムを引っ張り出して、思い出話に花を咲かせたよね。

けど、その中に、あんなにたくさんの“小さな日常”が写ってるなんて思わなかった。

玄関にちょこんと並んだ小さな靴。

窓ガラスに残った小さな手の跡。

洗面台の前に置かれた踏み台。

そして、お風呂場の壁に貼られたシールたち。

「いつか親が見られなくなる景色だから、思い出として残しておきたかったの」

そう言うお母さんの声が、胸にじんわり染みました。

なぜならそれは、どれもこれも、いまの私の日常そのものだったから。

子育ては本当に大変だけど、その時間は確かにいつか終わってしまうんだね。

だからこそ、靴を揃え直す時間も、手形を拭き取る時間も、踏み台を片付ける時間も...

すべてが愛おしい思い出に変わっていくんだと思う。

私も、いましか見られないこの景色を大切にしながら、毎日を過ごしていこうと思う。

お母さんが残してくれた写真のおかげで、

子育ての大変さの中にある“幸せ”を、ちゃんと見つけられた気がします。