FM 福岡 FUKUOKA

2026年8月8日放送
「高校野球ファンの70代の男性が球児へ宛てた手紙」

最後の夏、本当にお疲れさまでした。

私は地元の高校野球を何十年も応援してきた一人の老人です。

毎年、泥だらけになりながら白球を追いかける皆さんの姿に胸を打たれ、

今年もスタンドから声を枯らして応援していました。

最後の打者にアウトのコールが告げられた後、

勝利に沸く対戦チームのベンチとは対照的に、うなだれながら悔し涙を流す君たちの姿を見ました。

美しくも残酷な光と影のコントラストが際立つ中、

君たちが流したその涙は、ただの涙ではありません。

一生懸命、ひたむきに、毎日を野球に捧げてきた者だけが流せる涙です。

私はその涙を見て、胸が熱くなりました。

「泣く」という漢字は、さんずいに“立つ”と書きます。

涙を流した後、そこからまた立ち上がる...そんな意味が込められているように、私は思えてなりません。

どうか、今日流した涙を忘れないでください。

その涙は、君たちが本気で野球に向き合ってきた証です。

そして、涙を流したその場所から、また立ち上がってください。

君たちの未来は、まだまだこれからです。私はこれからもずっと、君たちを応援しています。