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アイランドシティ中央公園は
どのように整備されているの?

あつまれ!!アイランドシティ中央公園

いつもきれいなアイランドシティ中央公園。
どのように整備されているのでしょうか?

園内の整備などを行っている九州大学大学院、緑地保全学研究室の志水 健一郎さんに
お話を伺いました。

志水さんたちは主に公園内の芝刈りと低い木の剪定を行っています。
敷地がとても広い公園なのですべての芝を刈るのに1ヶ月くらいかかります。
低木の剪定もすべて剪定し終えるのにやはり1ヶ月くらい必要です。
春から夏にかけてのこの時期は切っても切っても草花や枝がすぐに伸びてくるので大変だそうです。

この季節、日中の公園は大変暑くなってますが、
公園内の芝生スペースには大きな木がいっぱいあって木陰に入ると案外涼しいんです。
木陰に座って遊んでいる子どもたちやランチバスケットを広げているご家族を見ると作業中でも癒やされます。

公園内には「ぐりんぐりん」という熱帯の植物を集めた小さな植物園があります。
ここにはツマムラサキマダラなど珍しくて綺麗な蝶々が飛び回っているので、
公園に遊びに来た際には「ぐりんぐりん」にも立ち寄ってみてほしいとのことです。

九州大学大学院の緑地保全学研究室では、
里山と呼ばれる人が自然と助け合って暮らしているような地域の研究をしています。

その中でも志水さんはフルーツを作っている果樹園と自然災害に注目しています。
今は福岡県の朝倉市で、斜面崩壊に対する樹木の防災力やフルーツ農家さんの災害復興について
調査や研究を行っています。

「アイランドシティ中央公園」の自然を守ることにも、その知識が生かされています。

例えば公園の緑を管理することには鳥や虫たちなどの生き物が暮らせる場所を
都市部につくるという役割があります。
我々人間だけでなく野生の生き物にとっても住みやすい町にするために
緑地保全の考え方は重要になります。
人が都市公園を整備することで動物や昆虫たちにとっても気持ちのいい空間になっていることを
「アイランドシティ中央公園」でみなさんにも感じていただけたらとのことです。