BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2020-11-06(金) 地域:中央区
Piatto Mitsu
- TEL
 - 092-524-7221
 
- 住所
 - 福岡市中央区白金2-15-13 ロイヤル白金100号
 
- ジャンル
 - 洋食
 
- オープン日
 - 2020年10月2日
 
- 席数
 - 12席(カウンター8席)
 
- 営業時間
 - 基本 18時から									
定休日:月曜日 
- 調査日
 - ■2020年10月23日 	
■天候 晴れ
■時間 19時30分 
内容
今日ご紹介するのは、高宮小学校東交差点の近くにある、イタリア料理のお店です。									
シェフの似顔絵が入った看板があり、白と木目を基調としたシンプルな店内には、絵を飾っています。									
	厨房も毎回「年末大掃除」かと思うくらいの磨き上げ方で、とても清潔感があります。								
オーナーシェフの岡村さんは、元々ホテルマンを目指していましたが、									
	麻布の老舗イタリアンレストラン「クチーナ ヒラタ」との出会いがあり、								
		「ピアットスズキ」の鈴木弥平さんのもとでイタリアンの基礎を学び、							
			その姉妹店の「トラットリア ケ パッキア」の料理長を任されました。						
		ちなみに、その時に、「アイアンシェフ」にも出演しています。							
	今回、独立し、福岡でこのお店をオープン。この道23年です。								
このお店は、イタリア料理になるのですが、トラットリアのような雰囲気。									
	コースのみですが、あまり肩ひじ張らず、								
		かと言ってカジュアルではなくアイデアと工夫を凝らした料理が出てきます。							
食材は九州産が多く使われていますが、どこの食材でも良かったら取り寄せて使うとのこと。									
その食材を活かし、引き算の料理を志しています。									
また、正式なイタリアンコースの流れとは変え、日本人の食生活に合うようにしています。									
しっかりとしたイタリアンでありながら、フランクな雰囲気もあり、デートにも良いお店です。
チェック
基本、「おまかせコース」(7200円税別)になる。お好みでグレードアップ可。									
	1人様から、当日でも可だが、予約をするほうが望ましい。								
	だいたい7品くらいの流れになり、仕入れにより内容は変わるが、ある程度定番になるものもある。								
									
【アワビ】									
	アワビは、オリ-ブオイル、ワイン、日本酒と一緒に3時間ほど炊き、コンフィのような感じになる。								
		このオリーブオイルは、リグーリア地方の海岸沿いで作られたもので、クセがない。							
	皿の上に、アンチョビなどを加えたアワビの肝ソースをのせる。								
	コンフィしたアワビを、注文が入ってからソテーしてその上にのせ、サルサ・カリアリターナをのせる。このサルサ・カリアリターナは、いわゆる魚介のビネグレットのような感じで、							
		ニンジン、玉葱、セロリ、ピーマン、ズッキーニなどを細かく刻んでオリーブオイルでまとめたもの。							
	肝ソースは磯臭さがなく、アワビは独特の柔らかさに仕上がり、サルサ・カリアリターナの彩りがきれい。								
									
【パン】									
	自家製フォカッチャとグリッシーニ。								
									
【ハガツオ】									
	地物のハガツオが手に入ったということで、コースに組み込んだもの。								
	それに軽く塩をしてマリネし、地物のクレソンを合わせている。								
	ソースは、サルサ・ベルデ。								
		イタリアン・パセリ、アンチョビ、ケッパー、コルニション(きゅうりの酢漬け)、オリーブオイルで作ったもの。それに、燻製の香りをつけたオリーブオイルをかけている。								
	ハガツオの身がプリッとしてて美味しい。								
									
【野菜のソテー】									
	箸休めの一品。								
	舞茸、アスパラ菜、細かく刻んだ赤玉葱などを、塩のみでソテー。								
	この赤玉葱がカリカリしてて、良いアクセントになる。								
									
【天然鯛】									
	良い天然鯛が手に入ったので、素材の味を活かすため、シンプルに焼いたもの。
それに、オレガノを散らし、オリーブオイルをふって出てくる。								
	レモンが添えてあるので、絞りかけると良い。								
	身がふっくらしてて、美味しい。								
									
【牛ほほ肉の赤ワイン煮込み】									
	イタリア語では、「ブラザート・ディ・グアンチャ・ディ・マンツォ」。								
	イタリアの定番料理で、ピエモンテ地方の方法で作ったもの。								
		ちなみに、フランスとは香辛料などが違い、ナツメグ、シナモンなども使う。							
	ほほ肉は、ブイヨン、トマトペースト、赤ワイン香辛料などで、ゆっくり煮たもの。								
	煮込み時間は特に決まってなく、長年の経験により、繊維が壊れないギリギリを見極めて出している。								
	煮汁をかけ、トリュフオイルをなじませたマッシュポテトを添えている。								
	ほほ肉がトロトロで、口の中でとろける感じ。								
	マッシュポテトも、ちょっと贅沢な気持ちになれて良い。								
									
パスタ									
	2種類出てくるのが珍しい。								
【青唐辛子とカラスミのパスタ】									
	シェフの師匠、鈴木さんの十八番になるパスタで、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノをアレンジしたもの。								
	青唐辛子を使うことで清涼感も出て、カラスミの風味も良い。								
									
【タリオリーニ】									
	こちらは、自家製手打ちパスタ。								
	オイル系で、シンプルにウニと合わせたもの。								
	モチモチして美味しい。								
									
【メリンガータ】									
	初めて食べた一品。								
	シェフがフレンツェで食べて感動したもので、出し方をアレンジしたデザート。
メレンゲ、アイスクリーム、生クリームを合わせている。								
	サクッとした食感もあり、美味しい。								
									
これに、コーヒー、お茶菓子などが出てくる。
■■攻略法■■
席数が少ないので、電話予約して行くべし。
■■チョッチュ■■
足元に荷物を入れるカゴを用意してくれると嬉しいなぁ。	
■■オススメ店■■
岡村さん 博多もつ鍋一慶 JRJP博多ビル店	
■■その他■■	
客単価:コースを食べて、飲んだだけ	
ビールは、800円から。									
ワインは、グラス800円から、ボトル4000円から。									
ワインはイタリア産を揃えている。