BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2022-12-30(金) 地域:博多区
GohGan
- TEL
 - 092-281-0555
 
- 住所
 - 福岡市博多区住吉1-4-17 010 BUILDING 1F
 
- ジャンル
 - 洋食
 
- オープン日
 - 2022年12月1日
 
- 席数
 - 室内54席、テラス19席
 
- 営業時間
 - 17:00~24:00(フード22:30、ドリンク23:00)									
定休日:無休(今後、店休日を設ける予定) 
- 調査日
 - ■2022年12月16日
■天候 晴れ
■時間 19時30分 
内容
今日ご紹介するのは、今月オープンしたばかり、キャナルシティ博多のすぐ隣に誕生した、									
今話題の建物「010 BUILDING(ゼロイチゼロ ビルディング)」の中にあるお店です。									
螺旋状の独特の外観をしたこの「010 BUILDING」は、世界で活躍する建築ユニット「CLOUDS AO」が									
デザインアーキテクトを担当し、内装は福岡のチームなどが担当。この建物だけでも一見の価値ありです。									
内部は地上3階建てになり、1階が「GohGan」、2階は、「BAR 010」と「THEATER 010」。									
3階は、「Goh」となり、一つの大きなテーブルを囲んで料理を楽しむ「ターブル ドットスタイル」。									
福山剛さんがもてなすコース料理のお店で、2023年1月11日オープンとなっています。									
今回はこの中でも、1階にある「GohGan」を紹介します。									
エントランスは、スカーレットレッドになっていて、回り込みながら奥へ進むと入口が現れます。									
店内はホワイト系に統一され、入口付近に大きなテーブル、そして、キッチンのライブ感を楽しめるカウンター席、									
川を眺められる窓際にテーブル席が並びます。									
ここは、福山剛さんとガガン・アナンドさんが、タッグを組んだ初めての実店舗です。									
福山さんは、高校卒業後、名店「イル・ド・フランス」、中洲「マーキュリーカフェ」などで修業し、									
2002年に「ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウ」をオープン。									
「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」で一つ星を獲得、「アジアベストレストラン50」に、									
2016年、2018年から2022年まで九州で唯一選ばれましたが、2022年10月17日、20周年を機にクローズ。									
ガガン・アナンドさんは、同じく「アジアベストレストラン50」で4年連続アジアNo.1レストランとなった「ガガン」のシェフです。									
お店のコンセプトは、フレンチとモダン・インディアンを融合させた料理を、カジュアルに楽しめるレストラン。									
良い素材を厳選して使い、アラカルトで料理を楽しんで頂くビストロのようなファインダイニングになります。									
年に何回かはガガンさんも来福して新たなレシピを考え、現在はアラカルトのみですが、今後はおまかせコースの予定もあります。									
使っている器から建物の内外装にまでこだわり、これまでにないサプライズと共に料理を楽しめる注目のお店です。
チェック
現在は、アラカルトのみ									
今後、おまかせコースは作る予定だが、要相談									
									
【パニプリ】(500円)									
	座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。								
	器の中に揚げたひよこ豆を敷き、その上に一口サイズの球状のもの「パニプリ」がのって出てくる。								
	「パニプリ」とは、インドのストリート・スナックで、ピンポン玉より少し小さいくらいの球状のもの。								
	小麦粉やセモリナ粉を練って重ね合わせ、丸く抜いて高温で揚げると球状に膨らむ。								
	それに穴を開け、インドではミント水を入れたりする。								
	この店では、ジャガイモとインドのひよこ豆でビシソワーズを作り、玉葱のチャツネと共に、流し入れる。								
	玉葱のチャツネは、玉葱をジャム状にして、クローブというスパイスを利かせている。								
	まさに、フレンチとモダン・インディアンのコラボ料理になり、食べたことがない感覚で美味しい。								
									
【ごま鯖トスターダ(揚げタコス)】(1100円)									
	福山さんが博多のごま鯖をイメージして作った一品。								
	トウモロコシ粉をメインにして伸ばしたタコス生地を焼いた後に揚げると、トスターダとなる。								
	その上に、アボカドのクリーム、チポトレマヨネーズ、少し酢締めした鯖をのせ、								
	胡麻の香りがするロケット(ルッコラ)を添え、海苔やあおさなどで作った海藻パウダー、胡麻を振って仕上げる。								
	チポトレマヨネーズは、メキシコの燻製唐辛子「チポトレ」をビネガーに漬けてピューレにし、								
	胡麻ソース、自家製マヨネーズと合わせて作ったもの。								
	磯の香りにスモーキーな香りが加わり、ほのかな酸味と辛味が鯖の旨味を引き立たせている。								
									
【海の物 山の物】(1430円)									
	「サーフ&ターフ」と言って、海の食材と山の食材を合わせた料理になる。								
	これは、海のものである「あん肝」と、山のものである「フォアグラ」をミルフィーユ仕立てにしたもの。								
	一番下にあるパイ生地は、しっかりプレスしながら焼く。								
	その上にのるのは、フォアグラのバタークリーム。								
	フォアグラに火を入れてテリーヌを作り、それをペーストにしてバターと合わせてクリームにする。								
	その上にはあん肝のクリーム。								
	あん肝とお酒を合わせて火を通し、ペーストにして生クリームと合わせる。								
	添えているのは、イチジクのチャツネ。								
	イチジクに、生姜や香辛料を合わせてスパイシーに仕上げたジャムのようなもの。								
	フォアグラ、あん肝、それぞれの旨味もしっかりあるが、生臭さなどは全く感じなくなっていて、								
	チャツネの甘さやスパイシーさが良いアクセントになっている。								
									
【ブルギニヨン ペッパーフライ】(2530円)									
	ブルギニヨンとは、エスカルゴバターとも言われるが、ハーブを加えたバターのこと。								
	この店では、さらにスパイスを加えてモダン・インディアンなブルギニヨンにしている。								
	メインは、鮑とサザエ。								
	平戸産の鮑は、3時間ほど大根をのせて蒸し、サザエにも火を入れて、カット。								
	ココットの中に、鮑とサザエ(肝も使う)、鮑を蒸した出汁、万願寺唐辛子、エシャロット、								
	ブルギニヨン、油で揚げて香りを出したフレッシュなカレーリーフを入れて、オーブンで仕上げる。								
	出汁が入ることで、あっさりした味わいになり、鮑とサザエも柔らかくて美味しい。								
									
【ブラックアンドホワイト】(2200円)									
	性格が似てるようで違う、違うようで似ている福山さんとガガンさん、2人の陰と陽を表す一品。								
	福山さんのスペシャリテの1つであるカリフラワームースとチャコールムースを合わせたもの。								
	チャコールムースは、竹炭、インディアン・スパイスを使い、黒い色のムースに仕上げる。								
	器の中に、コンソメジュレ、北海道産バフンウニを忍ばせ、カリフラワームースをかける。								
	その上に、ドットのようにチャコールムースを垂らし、穂紫蘇を散らして出てくる。								
	カリフラワーの甘さに、チャコールムースのスパイシーさ、ジュレとウニのコクと旨味が重なる。								
	口の中で溶けてなくなっていくのが惜しいくらいに、美味しい。								
									
【トン・カツ】(3630円)									
	トンはトンでも、フランス語でマグロという意味の「トン」なので、分かりやすく言うとマグロのカツ。								
	中トロを冷凍し、小麦粉に卵などを混ぜた液につけ、細かく挽いたパン粉をまぶして揚げる。								
	冷凍して、温度帯と時間を調節しながら揚げることで、中は鮮やかな赤色に仕上がっている。								
	添えているのは、和マスタードと、スパイシービンダルソース。								
	スパイシービンダルソースは、唐辛子、チリパウダー、ガガン特製ビンダルパウダーにオイルを加えて作る。								
	スパイスの香りと味、マスタードの酸味が食欲をそそる。								
	このスパイスさが生っぽい部分を残したマグロにとても合い、クセを消してくれる。								
									
【ゴアン ポークバーベキュー】(2750円)									
	ゴアンとはインドの地名で、その地区の伝統的な料理法をアレンジしたもの。								
	豚トロは、リンゴ、生姜などと一緒に地に6時間漬け込んだあと、24時間かけて65度くらいの低温でじっくり煮込む。								
	それを食べやすい大きさにカットして合わせるのは、ブランケットソース。								
	この店では、豚骨を炊いて作ったダシとベシャメルを合わせて作っている。								
	そこに、梅干しチャツネを加えることで、酸味をプラスする。								
	彩りで、鮮やかな緑色のパセリのオイル、ピーテンドリルというスナップエンドウの新芽を添えている。								
	豚トロは、サクッとした食感を残しつつ中は柔らかいという絶妙な火加減。								
									
【GohGanスパイシークラブカレー】(3930円)									
【福岡産小麦を使ったパスタ】(550円)									
【炊き立て白ごはん】(550円)									
	これまでの福山さんとガガンさんのコラボイベントで作り上げた一品。								
	日本のカレーは煮込んで旨味を出すが、この料理はそんなに煮込まない。								
	注文が入ってから、ターメリック ブラックマスタード、チリパウダー カレーパウダー、カレーリーフ、								
	カニ、赤玉葱などを炒め、ココナッツクリームを使ってまろやかにし、トマトを加えて仕上げる。								
	実は、たくさんの種類のスパイスを使わず、火もあまり通さずにスパイスの香りを立たせるのがポイント。								
	その代わり、旨味をカニとトマトで補っている。								
	そして、カレーをどのように食べるのかは、別注で決めることができ、カレーだけを食べても良い。								
	我々は、3人で「パスタ」と「ごはん」の両方を1人前ずつ頼んだ。								
	パスタは、福岡県産の小麦にセモリナ粉をブレンドして、少し平打ちのフィットチーネの生?。								
	それを茹でて、くっつかないように少しバターを絡ませて出てくる。								
	ごはんは、熊本産のお米1合をストウブの「ラ・ココット De GOHAN」で炊いたもの。								
	炊きあがるのに30分ほどかかるので、注文するときはお早めに。								
	酒と昆布を加えていて、ふっくらと仕上がっている。								
	カレーはスパイスの香りがよく、カニの甘味もほのかに感じる。								
	パスタは、コシがあって、カレーにもよく絡む。								
	ごはんの甘味とカレーのバランスも良い。
■■攻略法■■								
注目のスポットなので必ず予約するべし。
■■チョッチュ■■							
メニューにパクチーマークはあります。辛いのが苦手な人もいるのでスパイシーマークもあるといいなぁ。							
■■オススメ店■■
福山さん 博多区 「葉隠うどん」
■■その他■■	
客単価 : 飲んで食べて 10000円くらい						
									
年末年始は、12月31日、1月1、2日がお休みです。									
									
ビールは、生660円から、缶1320円から。									
カクテルが、1100円から。									
ワインは、グラス880円から、ボトル4950円から。									
									
人気メニュー ベスト3									
	3位 : 【寒鰤とフェンネルのリキッドサラダ】(1650円)								
	2位 : 【海の物 山の物】(1430円)								
	1位 : 【GohGanスパイシークラブカレー】(3930円)