FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2025-05-02(金) 地域:中央区警固

欧風酒場 RicoRio

TEL
070-9357-3541
住所
福岡市中央区警固1-4-27 KEGOエイトビル201
ジャンル
洋食
オープン日
2025年2月14日
席数
17席(カウンター7席)
営業時間
17:30~23:00
(料理L.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)

定休日:日曜日、月曜日
調査日
■2025年4月18日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://rico-rio.com

内容

今日ご紹介するのは、上人橋通り沿いのビルの2階にある、イタリアンをベースにした欧風料理のお店です。
店内は、床やカウンターなどに木をふんだんに使っていて、
席の間はゆとりがあり、温かみがある空間となっています。
お店は、ドクターでもあるマネージャーの木幡さん、
ソムリエールの奥江さん、シェフの佐々木さんの3人で営んでいます。
ソムリエや日本酒ディプロマの資格を持つ奥江さんは、ワインバーや鉄板焼き店での経験を活かしています。シェフの佐々木さんは、広島の老舗イタリアンからスタートし、ヨーロッパで研鑽を積み、帰国。この道27年。
広島で出会った3人で福岡にお店をオープンしました。
この店では、これまでに培ったフレンチやイタリアンの技術を融合させ、
肩肘張らない「大人の欧風酒場」を志しています。
最近コース料理が多いイタリアンですが、この店は好きなものをアラカルトで楽しめるのがポイントです。アクセスが良い場所にあり、仲間やファミリーで、気軽に欧風料理を楽しめるお店です。

チェック

アラカルトとコース
アラカルトは、グランドメニューと黒板の日替わりメニューがある
大皿で出していて、個々盛りを希望の場合は、別途サービス料がかかるので相談してください
コースは、5品8,800円からで、2名様以上、3日前までの受付。
ノーチャージ

我々は、アラカルトで頼んだ

【本日の前菜盛り合わせ】(1人前1,500円から)
この日は、1人前1,800円だった。
7、8種の盛り合わせになり、ボリュームがあるということで、我々は、3人で2人前注文。
「タプナードとバゲット」
タプナードは、フランスのプロヴァンス地方の伝統的なペーストで、
黒オリーブ、アンチョビを丁寧にすり潰したもの。
それをトーストしたバゲットに塗って出てくる。
アンチョビの塩気と旨味、ほのかな酸味が複雑に重なる。
「自家製鶏胸肉ハム(プロシュート・ポッロ)~トンナートソース~」
鶏胸肉をマリネし、58℃で1時間、低温調理したハムは、しっとりしていた。
これに、イタリア料理では定番のツナ、アンチョビ、マヨネーズなどで作ったトンナートソースを
合わせ、淡泊なハムの味を補っている。
「長崎産 天然真アジのカルパッチョ」
身の締まった天然真アジをサッとマリネし、オリーブオイルとハーブで風味付け。
イタリアンパセリを振っていて、下に敷いたトレビスと一緒に食べると、ほろ苦さがアクセントになる。
軽やかで海の香りを感じる一品。
「パテ・ド・カンパーニュ」
鴨、豚、鶏の粗挽き肉にレバーを加え、100分間の低温調理のあと、3日間熟成させる。
クラシックながら、全く野暮ったくなくて、ナツメグやタイムなどの香辛料の使い方も控えめで、
素材の味を活かして、旨味と香りが一体化していた。
脂と肉の旨味が馴染み、豊かな香りと滑らかな食感が心地よい。
「キャロットラペ」
細切りした人参に甘酢とマスタードの風味をつけたもの。
爽やかで酸味が立ち、口直しに良い。
「自家製プロシュート・コット」
ソミュール液に3日間漬けた豚肉を、68℃で90分火入れ。
しっとりとした肉質が印象的で、塩気が控えめなのでワインの味を邪魔をしない。
「カプレーゼ(フルーツトマト&水牛モッツァレラ)」
熊本県産の甘いフルーツトマトに、濃厚な水牛のモッツァレラを合わせたもの。
トマトのジューシーさとチーズのミルキー感が良い。
「ハモンセラーノ」
スペインの生ハム。

【トルタフォルノ(RicoRio風薄焼きピザ)】(1,500円)
お客様からの「ピザはないのか」の声でシェフが考えたメニュー。
薄いパン生地に様々な具材をのせて焼く、フレンチのタルト・フランベをヒントにしている。
生地をコッペパンくらいの大きさの楕円形に薄く延ばし、その上にトマトソースを塗りオーブンへ。
火が通ったら、フレッシュトマト、玉葱スライス、パルミジャーノなどをのせ、再びオーブンへ。
具材に火が通ったら、バジルをのせ、追いパルミジャーノし、食べやすい大きさにカット。
生地が薄焼きなので、サックリと軽くて食べやすく、ワインのおつまみに良い。

【水イカの香草バター焼き】(2,400円)
新鮮な水イカを大ぶりにカットし、タイム、バジル、パセリなどの香草入りバターでサッとソテー。
ブルゴーニュバターのソースを合わせ、バジルを散らし、ソテーして甘味を引き出した小蕪を添えていた。
香り高く、弾力のある水イカの甘味に香草の風味、バターのコクが加わって美味しい。
アクセントの唐辛子も良い。
レモンを添えているので、お好みで。

【豚バラ肉の香草焼き】(2,200円)
「本日の豚肉料理」を頼んだら、このメニューが登場。いわゆる「ポルケッタ」。
豚バラ肉に、ローズマリー、イタリアンパセリ、バジル、にんにく、マスタード、ローリエを細かく刻んで
たっぷり塗り込み、ロール状にしてオーブンに入れる。
火入れは一度にせず、10分加熱のあと15分休ませる工程を繰り返し、じっくり中心まで火を通していく。
粒マスタードを添えているので、お好みで。
口の中でとろける脂と、香草の香りが鼻に抜け、力強い赤ワインにとても合う。
ドレッシングでメランジェしたトレビスとルッコラ、じゃがいもときのこのソテーを付け合わせていた。

【国産トリッパとギアラと水牛モッツァレラのトマト煮】(1,900円)
トリッパである第2胃袋(ハチノス)と第4胃袋(ギアラ)を下処理した後、トマトソースでじっくり煮込む。
仕上げに水牛モッツァレラを加えてまろやかさとコクをプラスしている。
ローリエ、ローズマリーに、ローマ風にミントを加えて香り付けされていて、爽やかさもあって美味しい。

【イワシのコンフィとシチリア風ソースのリングイネ】(1,500円)
オイルベースのパスタ。
イワシは低温の油でじっくり火を通し、ふっくらした状態に仕上げる。
シチリア風ソースとは、シチリア島の名産である食材を使ったもので、この店では、
オリーブオイル、ケッパー、アンチョビ、レモン、トマト、唐辛子で作っている。
使用するパスタは、イタリアの三ツ星レストランも使う高級乾麺「マンチーニ社」のリングイネ。
自社栽培の小麦を使い、低温長時間乾燥させていて、楕円形の断面でモチモチした食感。
これがソースによく絡んで、魚介の香りも広がり、ワインにもよく合う。

■■攻略法■■
イタリアンはコースが増えている中、単品で好きなものを頼めるので、活用するべし。
料理は1品のボリュームがあり、何人かでシェアすると数を楽しめる。

■■チョッチュ■■
カジュアルに食べられるお店なので、お箸があると嬉しいなぁ。
広島出身のシェフなので、広島食材や郷土要素を織り交ぜると、より個性が出るかも。

■■オススメ店■■
佐々木さん 広島市 フレンチ「中土 (NAKADO)」

■■その他■■
客単価 :  飲んで食べて 7,000~8,000円くらい

ビールは、生700円から、瓶800円から。
ウイスキーはグラス650円から。
日本酒は、グラス700円から。
ワインは、グラス800円から、ボトル4,800円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【本日のおまかせパスタ】(2,000円前後)
2位 : 【豚バラ肉の香草焼き】(2,200円)
1位 : 【本日の前菜盛り合わせ】(1人前1,800円)

ザ・メシュラントップに戻る