BUTCH COUNTDOWN RADIO

放送日:2025-08-01(金) 地域:博多区
穂垂
- TEL
- 092-402-3270
- 住所
- 福岡市博多区祇園町4-10 祇園ライフビル 1F
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2025年6月7日(リニューアル)
- 席数
- 16席(カウンター8席、4人掛けテーブル×2卓)
- 営業時間
- ランチ 11:30 ~ 15:00(L.O.14:00) /
ディナー 17:00 ~ 22:30(L.O.22:00)
定休日:日曜日+月2回平日不定休(月~木のいずれか)
- 調査日
- ■2025年7月18日
■天候 くもり
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、博多警察署の目の前にある、アラカルトで楽しめる和を基本としたお店です。
シンプルなグレイの塗り壁に小窓と店名が掲げられ、店内は、入口付近に以前のお店で使っていたテーブルを設置。
その横には、お竃が鎮座し、奥にオープンキッチンのカウンター席がある、モダンな造りになっています。
名前でピンとくる方もいると思いますが、2005年、早良区内野にオープンしたコース主体のお店で
メシュランで取材もしましたが、開業20周年を機に、息子さんとの二人三脚のお店になり、、
メニューやコンセプトも刷新して移転リニューアルしました。
店主の児嶋 繁明さんは、関東の名店「なだ万」で修業後、
「ホテルオークラ福岡」の立ち上げに参加し、身内の寿司屋を手伝いながら、2005年に独立オープン。
この道35年。
息子の児嶋一馬さんは、父の修行先の先輩が料理長を務める
会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」で修業し、この店に戻ってきました。
料理は和食の枠にとらわれすぎず、洋風の要素や自由な発想も取り入れた“懐の深い食卓”を目指しています。
コース料理のほか、一品料理も充実しており、シーンに合わせて楽しめ、アクセスが良い場所にあるお店です。
チェック
アラカルトとコース
アラカルトは、グランドメニューと黒板に書いた日替わりがある
コースは、「穂垂コース」(7,700円)、「桐コース」(11,000円)、「葵コース」(16,500円)
先付、スープ、お造り、魚・肉料理、ご飯、デザート、コーヒーなどで、季節・仕入れにより変わる
コースは夜のみで、当日可、2名様からの受付
我々は、アラカルトで頼んだ
お通し【生クラゲとワカメ・きゅうり・タコの酢の物】(440円)
今が旬の佐賀県産のヒゼンクラゲは薄塩にして塩抜きした後、70~80℃の湯で軽く湯引きする。
それに、サッと下処理したワカメと、薄切りのきゅうり、柔らかく仕上げた茹でタコを合わせ、
甘さを抑えた酢味噌をかけたもの。
口に入れた瞬間、クラゲのコリコリ感と、ほんのり酸味ある酢味噌の調和が爽やか。
前菜として非常に良いスタートとなる一品。
【桃と生ハムの盛り合わせ】(825円)
岡山県産の白桃は、皮をむき、適度な大きさにカット。
塩気の効いた生ハムと一緒に提供するシンプルな料理。
軽くひんやりしていて、暑い日にはぴったりで、桃のジューシーさとハムの塩味が良く合う。
こういった洋風のメニューもあるのが、この店の魅力。
【お造り盛り合わせ】(1人前1,980円)
内容は仕入れによって異なるが、だいたい5、6種類になる。
この日は、対馬産生マグロ、玄海産天然真鯛、鹿児島産カンパチ、活き締めの鯖、真蛸。
ケンの代わりに大葉、紅たで、貝割れなどを合わせた薬味、山葵、醤油、ポン酢があるので、お好みで。
マグロはねっとり感が強く、脂控えめで赤身の旨味が濃かった。
活き締めの鯖は、朝締めで、歯応えと脂のノリが良かった。
一切れが程よい厚さでカットされていて、それぞれの魚種が異なる食感と風味を楽しめる。
特に、大葉、紅たで、貝割れを合わせたピリッとした薬味が良く、夏場でも重くならない仕掛け。
ワインを飲む方には、塩+オリーブオイルの対応も可能。
【ゴルゴンゾーラのテリーヌ】(1,320円)
ゴルゴンゾーラチーズとクリームチーズを混ぜてペースト状にし、
レーズンとくるみを加えてテリーヌ型へ入れて、冷蔵庫で冷やし固める。
それをお皿に盛り付け、蜂蜜をかけ、火鉢で焼いた天然酵母のパンを添えて出てくる。
チーズの塩気、くるみの香ばしさ、蜂蜜の甘さが一体となっている。
パンももっちりしていて、チーズによく合い、ワインを飲みたくなる一品。
【からすみ餅】(770円)
自家製のからすみをちょっと厚めに刻んで餅の中に包み込み、火鉢で香ばしく焼いていく。
火鉢で炙って香りを出した海苔の上に餅をのせ、その上にはおろしたての山葵。
自分で包んで醤油にちょんとつけて頂くが、まずは、醤油につけずに、からすみの風味を楽しんで欲しい。
中にゴロゴロからすみが入っていて、お腹にもたまり、お酒の当てにも良い。
【天ぷらの盛り合わせ】(1,540円)
仕入れにより内容は変わる。
この日は、国産の海老、穴子、鯛、丸茄子、ピーマン、紅はるか、オクラ、アスパラ、カボチャ。
揚げ油の温度をネタによって調整していて、衣は薄めでサクサク。
特に穴子はふんわり軽やかに仕上げられていた。
野菜の甘みが良く出ていて、海老の身はほんのり透き通っていてプリプリ。
天つゆ、塩、レモンがあるので、御好みで。
【釜炊きご飯セット】(1人前 770円)
2人前からとなり、出来上がるのに25分ほどかかるので、早めに注文すると良い。
我々は3人前を頼んで、2合半くらいのボリューム。
お竃で炊くが、釜にはこだわり熱伝導率が良い銅製を使っている。
釜で炊いた御飯はピカピカで粒だっていて、甘さもある。
その御飯の上にのっているのが、明太子とめざし。
このめざしは、火鉢でじっくりと焼いたもので、香ばしくて御飯にぴったり。
味噌汁は、昆布、鰹出汁などで作っていて、葱と揚げが入り、山椒の香りがアクセントになっていた。
漬物は、オープン当初から漬けているという自家製の床漬けで、この日は、きゅうりとにんじん。
それに、鰹の生ふりかけを添えていた。
御飯は一膳だけではなくお代わりできるボリュームがあるので、遠慮せずに頼んで欲しい。
■■攻略法■■
アラカルトで自由に好きなものを頼むべし。
和と洋をバランスよく頼むと、穂垂の新たな世界観を味わえます。
■■チョッチュ■■
トイレのお手拭きペーパーが取りにくくて溶けやすいので、別のに変えてくれたらなぁ。
ちょっとしたおつまみがもっと増えたらいいなぁ。
■■オススメ店■■
児嶋一馬さん 長野県諏訪市 「麺屋しるし」
■■その他■■
客単価 : アラカルトで飲んで食べて 6,000円~8,000円くらい
ビールは、660円から。
ハイボールは550円から、サワーは770円から。
日本酒は、880円から。
焼酎は、770円から。
ワインは、ボトル4,400円から。
人気メニュー ベスト3
3位 : 【魚介のあんかけ】(1,540円)
2位 : 【お造り盛り合わせ】(1人前1,980円)
1位 : 【釜炊きご飯セット】(1人前 770円)