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MORNING JAM

問題です!

バックナンバー

2020-12-08(火)

もういくつ寝ると、クリスマス♪

ドイツでは、よい子にご褒美を与えるサンタクロースに対して、

悪い子を懲らしめる「黒いサンタクロース」が存在します。

この黒いサンタクロースが置いていく、

「うれしくないプレゼント」、何でしょう?

答え:石炭の塊(あるいは棒や石)

サンタクロースの原型はよい子にご褒美を与える聖ニコラウス。そして、ドイツの伝統的な風習において、聖ニコラウスの同伴者の名をクネヒト・ループレヒトと言い、「黒いサンタクロース」などとも呼ばれる。
クネヒトは「召使い」「従者」「しもべ」などを意味し、ループレヒトは男性名。
伝統的なクネヒト・ループレヒトの姿は、長い髭を持ち、毛皮を着ているか藁で身を覆ったものである。長い棒や灰の袋を持って現れることもあり、服には鈴が付いている。
また、妖精として描かれたり、顔を黒塗りにして老婆の服を着た男として表現されることもある。
クネヒト・ループレヒトの伝統的な振る舞いは、子供たちにお祈りができるかを尋ね、「できる」と答えたよい子にはりんごや木の実、ジンジャーブレッドなどをご褒美として与えるが、「できない」と答えた悪い子は灰袋で叩くというもの。
また、信心深い「よい子」には聖ニコラウスが甘いお菓子をプレゼントするのに対して、いたずらばかりする「悪い子」にはクネヒト・ループレヒトが嬉しくないプレゼント(=石炭の塊や棒や石など)を置いていく。

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2020-12-07(月)

惑星探査機「はやぶさ2」から切り離されて

地球に帰還したカプセル。

大気圏に突入する時、カプセルの前面は1万℃。

カプセルの表面は3千℃という温度に達します。

しかし、内部は50℃以内に保たなければいけません。

どうやって、保っているでしょう?

答え:カプセル表面の素材が溶けてガスを出す

惑星探査機「はやぶさ2」から切り離されたカプセルは12月6日午前2時28分に大気圏へ
突入。大気圏を抜け、地上から10kmの高度でパラシュートを開き、地上へ着陸した。
カプセルは、直径40cm、高さ20cmの中華鍋のような形。重量はわずか16kg。
この中に、格納容器であるサンプルコンテナ、減速用のパラシュート、制御する電子機器などが入っている。
このカプセルが地球に帰還する上で大きなハードルは、大気圏突入時、高熱からどうやって身を守るか。
秒速12km/hで突っ込むことにより気体が圧縮されて生じる高熱は、カプセルの前面で1万℃。
これだけの温度になると金属は使えない。でも、カプセル内部は、50℃以下に保たないといけない。
そこで、カプセル表面に採用された耐熱素材は、強度と軽量性に優れる「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)」。
この素材も高熱で溶けてしまうが、実はこの「溶ける」ことを積極的に利用する
表面でCFRPが溶けて熱分解ガスが発生する際に、熱を吸収して冷却効果を生む。
(水が水蒸気になるのと同じ吸熱効果)
さらに、熱分解ガスの層ができて、外部の1万℃の超高温の熱とカプセルが直接接触するのを防ぐ役割を果たす。
さらにCFRPは、樹脂が溶けても、残った部分が、熱に強く強度の高い「炭化層」を形成するので、
カプセルの形も維持することが出来る。

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2020-12-04(金)

なぞなぞです。

「博多おっしょいズ お笑いショーケース」の大道具づくりを

頼まれたこうじくん。

道具が1つ足りなかったせいで

まったく作業が終わりません。

足りない道具って、なーんだ?



(原案:T&Yなぞなぞサイト)

答え:キリ

錐(キリ)がないので、キリがない。。。

ちなみに、「キリがない」の「キリ」は
漢字で書くと、「切り」「限り」。
「おわりがない」「際限がない」

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2020-12-03(木)

中世のヨーロッパにおいて

宇宙の本質を知るための学問とされた4つ。

数学(算術)・幾何学・天文学と、

もう一つは何でしょう?

答え:音楽

すべてが宗教=キリスト教によって支配されていた中世ヨーロッパ。
古代ギリシアの数比に基づく音楽論が継承され、キリスト教神学のもとで発展する。
そしてこれらの考えはピタゴラス(ドレミファソラシを作った人物)の影響を受けている。
紀元前500年頃の古代ギリシアのピタゴラスは、天体のそれぞれの惑星は回転しながら固有の音を発している、そして太陽系全体が音楽を奏でているという概念を持っていた科学者。天体も原子もその運動とリズムと振動によって特定の音を発している。それら全ての音と振動が宇宙の調和をつくりだし、独自のはたらきと性質を持ち、それぞれの要素が全体に貢献している、と考えていた。思想家であり数学者のピタゴラスは、宇宙は数的な調和に満ちているという信念をもっていた。
そして幾何学、天文学、数論と並んで音楽は宇宙の本質を知る最も重要な学問であり、音楽と科学は同じ起源として、音楽とは数であり同時に宇宙は音楽だと考えていた。

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2020-12-02(水)

クイズ!すごすぎた男 南方熊楠(早すぎた男外伝)

明治から昭和初期にかけて、生物学や民俗学など、

幅広い分野で活躍した、日本で最初のエコロジスト、南方熊楠。

1925年、熊楠は58000字、原稿用紙に換算して150枚の、

世界一長い「あるもの」を書きました。

宗像三女神、古事記の話に始まり、交流のあった孫文の話、

女性を悦ばせる方法など、多岐にわたる内容。

これ、世界一長い、何でしょう?

答え:履歴書

58歳の熊楠は、「植物研究所」の設立を計画。
大隈重信や、原敬などが賛同。
その時、資金集めのために、履歴書が欲しいと言われた熊楠は、
これまでの履歴書を書き始めたが、藩士は次々に脱線。
いろんなテーマについて、58000字、巻紙の長さ7m70cmにおよぶ
世界一長いとされる履歴書ができあがった。
 ・宗像三女神のこと
 ・これまで訪れた、アメリカ、キューバ、ロンドンの話
 ・仲の良い孫文の話
 ・和歌山・熊野の話、高野山の話
 ・隣人とのトラブルの話
 ・(当時の農政大臣)山本達雄の女性の好みの話
 ・媚薬の話
など、彼自身の研究と同じく、幅広い内容で、
確かに、彼の人となりがよくわかる、貴重な資料となった。

この4年後、1929年に、昭和天皇の希望により、講義。
熊楠の死後、昭和40年に昭和天皇は熊楠の歌を詠んでいる。
「雨にけぶる 神島を見て 紀伊の国の 生みし南方熊楠を思う」
昭和天皇の歌で、フルネームが登場するのは熊楠のみ。
何の権威も学位もない男だったが、多くの人に愛された。

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2020-12-01(火)

ギリシャ神話の月の女神、アルテミスへの

お供えの風習から始まった、とされる、

今では世界中で、毎日どこかで

行われていること。

何でしょう?

答え:誕生日のケーキにロウソクを立てる風習

バースデーケーキにロウソクを立てる習慣の起源は、諸説あるが、その1つが古代ギリシャにあるというもの。
月の女神アルテミスの誕生日を祝うため、円形のハニーケーキを月に見立て、そこに月の光を表すロウソクを立て、火を灯してお供えしていた、それが起源だとする説がある。

・他にも、15世紀のドイツの「キンダーフェスト」=子どもの誕生日会で、子どもたちを悪霊から守るために一日中ロウソクを灯したから、とする説。
・18世紀のドイツで始まったとする説もある。
1799年、文豪ゲーテが自分の50歳の誕生日に、ロウソクを灯したケーキで祝った様子を著している。正確な記録としては、これが最古の記録。
・19世紀にはアメリカに伝わり、デパートのカタログにも載るようになった。日本に伝わったのは、第2次大戦後。GHQによってもたらされたといわれる。

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2020-11-30(月)

ブラジルの「ムケッカ」

スペインの「ピルピル」

韓国の「プゴク」

ノルウェーの「ルーテフィスク」

世界各国の料理です。

共通点は、何でしょう?

答え:タラ

漁獲高は世界ナンバーワン、世界中の食卓に欠かせない魚の王様「タラ」。
「鱈腹食べる」という表現があるように、たいへん貪欲な寒流系の魚
世界各地で様々な料理がある。
・「ムケッカ」(ブラジル) 北東部、バイーア地方の郷土料理。タラと、エビなどの魚介類をココナッツミルクで煮込んだもの
・「ピルピル」(スペイン) バスク地方の料理で干しタラのオリーブオイル煮。フライパンや鍋で熱すると出る「ピルピル」という音がそのまま料理名に
・「プゴク」(韓国)    干しダラ=「プゴ」”を使った”スープ=「ク」”。韓国の朝食の定番
・「ルーテフィスク」(ノルウェー) 「ルーテ=灰」「フィスク=魚」 木の灰を入れたアルカリ性の強い水で
干したタラなどの白身魚をもどす。
タンパク質が分解してゼラチン化されたタラの身を煮たり焼いたりした料理。

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2020-11-27(金)

嬉しい時、悲しい時、辛い時、感動した時。

涙は必ず、両眼から出ます。

片方の眼、だけから涙を出したい時、

どうすればいいでしょう?

答え:鼻毛を抜く

鼻毛を抜いた時に、涙が出ることがあるが、
その時は、必ず、抜いた側の眼から涙が出る。
これは、「反射」を司る、蝶形口蓋神経の働き。
この神経は、片方にしか反応しない。
そのために、片方の涙腺だけが反応して、片方だけ涙が出る。

 ・鼻毛の処理の文化は古く、10世紀、平安時代の
  書物に登場している。当時から毛抜きで抜いていた。

 ・鼻毛を抜くのは、本来はいいことではない。
  毛穴から、ばい菌が入り込み、化膿するおそれがある。
 (脳にも近いので、最悪、死に至る場合もある)

 ・鼻毛の処理は、消毒したハサミやカッターで切るのが好ましい。

 ・鼻毛で有名なのは、夏目漱石。抜いて、原稿に植えていた。
  鼻毛抜き原稿は、弟子の内田百閒が保管していたが、
  第2次大戦で焼失してしまった。現存しない。

 ・バカボンのパパが鼻の下に生やしているのは、鼻毛ではなく、
  ヒゲ(らしい)。本人が「これは鼻毛ではなくヒゲですのだ」と明言。

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2020-11-26(木)

クイズ!古事記関連(最終回だョ!全員集合SP)

古事記の冒頭、イザナギとイザナミが生まれるもっと前、

天地創造のお話。

宇宙が初めて立ち現れて、動き出した時、

天上界に三柱の神が現れました。

そのうちの二柱である「創造の神」が

起源となっている食べ物、何でしょう?

答え:おむすび

宇宙が初めて立ち現れて、動き出した時、高天原を率いるアメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)と、創造神タカミムスヒノカミ(高御産巣日神)、カムムスヒノカミ(神産巣日神)が天上界に現れた。
この三柱の神様は、古事記で数々出てくる神様の中でも特別な神様(ビッグ3)。現れてすぐ宇宙に溶け込むように姿を隠し、存在のみになった。
そして創造神であるタカミムスヒノカミとカムムスヒノカミに共通するのが「ムスヒ(産巣日)」。これは天地万物を生み出す神霊、またはその霊妙な力を意味している。
また古来、日本人は山を神格化していた。その山の神の力を授かるために米を山型(神の形)にかたどって食べたことが「おむすび」のはじまりと言われている。その為、形は三角形でなくてはならない。

・おにぎりの由来は「にぎりめし(握り飯)」の転じたものと言われている。ただ、明確な違いはなく同じものを指す。最古は弥生時代から食べられていたとされる。
・江戸時代の国学者本居宣長(もとおりのりなが)は、この二柱の名に表れる「ムス」は、「うむ(生む、産む)」「むす(苔が生す)」「うぶす(産す)」など、生成をあらわす語とし、むすこ(息子)、むすめ(娘)なども、そこから派生した語と考えた。

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2020-11-25(水)

クイズ!すごすぎた男、南方熊楠。(早すぎた男外伝)

明治から昭和初期にかけて、生物学や民俗学で

数々の功績を残した、南方熊楠。

社会に属することを嫌い、定職に就くことも拒んだ。

熊楠が、1906年頃、ある「国の政策」に大反対。

知識人や文化人を集めて、反対運動を起こしました。

人々の文化を守り、自然を守るために行った、

国の合理化政策に対する反対運動。

何の合理化だったでしょう?

答え:神社

明治39年(1906年)、西園寺内閣が、「神社合祀」の
政策を発表。
これは、神社の数を減らして経費を抑え、
また、残った神社に経費を集中させて、神社の力を強くしよう
とする政策。
氏子などから散発的に反対はあったが大きな力にはならなかった。
そこで、立ち上がったのが、変わり者の学者、南方熊楠。

神社の合祀によって、神々が宿る森の伐採が進み、
自然が失われる。そこに住む菌類の絶滅を招くとして、
反対運動をはじめる。
色んな学者、文化人、財界人に声をかけ、世論を動かし、
10年に及ぶ活動の結果、合祀政策を中止に追い込んだ。
(ただし、その間にも、多くの祭礼や習俗が失われてしまった)

・熊楠はそれまで、一切、お金を稼いだことがなかった。
 「オレぐらいの学者ならパトロンがいて当然」と、酒屋を経営する
 弟にお金を出してもらっていた。
 しかし、この合祀反対運動の資金を作るために、初めて本を書いた。
(それで有名になり、昭和天皇の目に止まることになった)
・世界遺産の熊野古道や高野山の自然が守られたのは、
 合祀反対による、熊楠の功績といえる。

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